関東大震災と横浜臨時通話所日付印










               関東大震災と横浜臨時通話所日付印

             ( Datestamps used at Yokohama Temporary Telephone Office
                                       after the Great Kanto Earthquake )



     1923年(大12年)9月1日に起きた「関東大震災」で壊滅状態になった東京と横浜の電話網を復旧する過程
    で、市内の要所に現在の公衆電話に相当する「通話所」を設置した。そこでは、利用者が電話料金を支払い、
    その分の切手を局員が「通話券」に貼付、消印した。この「通話所日付印」、単に「通話所印」について、
    2017年3月号と9月号に掲載させていただいた。
     これまでに東京の通話所印は、「逓信事業史」にある34か所の内、20か所を収集できたが、横浜のものは1局も
    収集できていなかった。

     2017年8月、オークションに震災切手使用済9種セットが2,000円で出品された。5銭をよく見ると、A欄の「横浜」
    C欄の「通話所」が読めた。
     本当は、5銭以外は欲しくないのだが入札し、開始時の価格の2倍以上で落札した。

     この1枚をきっかけに横浜の @ 震災被害 A 郵便・電話への影響 B 臨時通話所の数、それぞれの名称、
    開始・廃止年月日、そして C 通話所印の特徴 などについて調べてみた。

    ( 2017年9月 作成 )

   

   

   

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