北極圏をめぐる地球一周の旅 【電子機器トラブル撲滅への提案】 ( Tour around the World & Arctic Circle 2016 - Proposal to reduce trouble of electric appliances - )









      北極圏をめぐる地球一周の旅  【電子機器トラブル撲滅への提案】

       ( Tour around the World & Arctic Circle 2016
           - Proposal to reduce trouble of electric appliances - )

1. はじめに

    船に乗って間もなくの頃、何不自由ない船旅をエンジョイしていると言いたかったのだが、4人部屋は狭くて、
   PCを広げる場所がないのだ。共有の机があるにはあるが、ここを占有するわけにはいかないのだ。
    船内を探してみると、8階デッキに願ってもない場所があった。

     ・ 電源がある。
     ・ Wi-Fiが利用できる。
     ・ ガラス越しに外の景色が見える。

         
                 電源                              定位置

    すぐにここが私の定位置になり、朝7時ごろから夜9時、遅い時は日付が変わるまで座っていることが多かった。

    乗船してみると、船の中には『自主企画』というシステムあり、人を集めていろいろなイベントを企画・実施で
   きると知った。
    ”起業家精神”旺盛な私の事、さっそく『地球一周の旅の楽しみ方』シリーズを企画し、下船するまでに、8回開催した)

    船に乗ってから周りを見渡すと、デジカメは無論、PC,スマホ、タブレットなど電子機器を持ち込んでいる人が
   多い。旅先から絵葉書を送るという古典的な楽しみ方も健在ではあるのだが、やはり電子メールなどで、今
   体験していることを伝えたいという要望が強いのは時代だろう。

      ところが、それらが使えない、という人が意外に多いのだ。その原因は、この船旅のために新たに購入したり、
   息子(娘)が用意してくれた電子機器に慣れていないからだ。それと船旅特有の『衛星を使ったインターネット』
   にWi-Fi接続するのが初めてという人が多い。
    かくいう私もWi-Fi接続などやったことがないし、スマホやタブレットには触ったこともないのだが、ここに座って
   いると「Wi-Fi接続はどうやるのでしょう?」、とか「デジカメの日付がずれているのを合わせて欲しい」までいろ
   いろな相談が舞い込む。
    PCでは、アカウントやパスワードを忘れた人には「FAXで留守家族に送ってもらうように」とアドバイスすることから
   始まるケースも珍しくない。

    スマホやタブレットは触るのは初めてだったが、”たぶん、こうだろう”とか”私だったらこう設計するはずだ”という
   手順でやれば何とか問題が解決することが少なくない。

    あまりにも悩んでいる人たちが多いので、『3人寄れば文珠の知恵』というタイトルの自主企画を立ち上げ、
   毎日のように相談者が訪れていた。

      
                     船内でPCコンサルタント業開業
                 【衛星通信で初メール成功を喜ぶKさん:画も】

    日付変更線を越えると日付は7月19日になっていて、横浜で船から降りるまで7日しかなかった。この船に乗
   って何か残しておきたい、と思いついたのは次に乗る人達が『電子機器でのトラブルに遭わない』提案をまとめ
   ておくことだった。

    これをまとめて、旅行会社と船の責任者に申し入れを行ったのは下船4日前の7月22日だった。責任者側から
   「真摯に受け止める」、との発言があり、改善に期待して船を降りることができた。

    提案に至る過程、その裏付けとなるアンケートを踏まえたデータ分析、具体的なトラブル事例と以下に紹介
   する。

    

    

    

    

    

    

    

    

    

    

    

6. 参考文献

 1) 地球の歩き方編集室編:ペルー 2013〜14,ダイヤモンドビッグ社,2013年


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