2013年夏 T大学地学ゼミ ミネラル・ウオッチング in Nagano










   2013年夏 T大地学ゼミ ミネラル・ウオッチング in Nagano

1. 初めに

    あれはたしか、今から8年前の2005年8月20日だった。長野県川上村の気になっていた
   産地を探査するつもりで、夫婦で湯沼鉱泉に入山料を払いに行った。
    すると、社長から、「 T県から来た家族が○○山に行きたいって言ってるが、初めてじゃ
   無理だから、甲武信鉱山を案内してやってくれ 」、と頼まれた。
    こっちはこの日の予定があるのに、と渋っていると、「おめえさんのパソコン(HPのこと)を
   見て来たんだから」、と私に案内する責任があるかのような口吻だ。(仕方なく)、この日の
   予定を急きょ変更して、甲武信鉱山を案内して回った。これが、T県・Sさん夫妻と娘・Yさん
   との出会いだった。

    ・長野県甲武信鉱山の松茸水晶(その2)
     ( Scepter Quartz of Kobushi Mine - Part 2 - , Kawakami Village , Nagano Pref. )

    あれから8年、当時小学6年生だったYさんは、小さい頃からの志望通り理系に進み、T大
   2年生になった。この夏、地学ゼミの仲間を連れ、湯沼鉱泉に宿泊してくれたので、2泊3日
   のミネラル・ウオッチングを案内した。Yさんから、@ 甲武信鉱山(ベスブ石) A きれいな
   結晶鉱物 B きれいな柘榴石 を採集したいとの希望がメールで届いていた。

    そこで、次のようなコースを学生男女各4名、それにYさんの母親、計9名を案内した。

    第一日目・・・・・・・甲武信鉱山
    第二日目・・・・・・・川上村の水晶産地
    第三日目・・・・・・・長野県のきれいな柘榴石産地

    地学ゼミは化石採集がメインで、本格的な鉱物採集は初めての学生がほとんどだった。
    訪れたそれぞれの産地で、珍しい鉱物やきれいな鉱物を採集でき、そのたびに歓声が
   あがり、産地の奥深さと健在なことを再確認した。
    湯沼鉱泉の「水晶洞」も知ってもらえるし、何よりも売り上げに寄与できるので、これが
   T大の恒例行事になってくれれば、と願っている。
    ( 2013年8月 案内 )

2. 第一日目【甲武信鉱山】

 (1) 「湯沼鉱泉」に集合
      T県を朝出発するSさん母娘などの到着時間に合わせ湯沼鉱泉12時集合にした。少し
     早めに行くと、レンタカーを借りて参加するグループ3名を除いて6名は集合している。
      レンタカー組に連絡をとると、道路が渋滞し、到着が遅れそうだ、とのこと。社長に、
     遅れて到着する3人を「朝飯前」か「貯鉱場」に案内してもらうようお願いして、出発する
     ことにした。

 (2) ”ベスブ石”産地を目指せ
      甲武信鉱山の登山口近くの林道が一部荒れていて、Sさんが運転する乗用車では
     通れないようなので、150mばかり手前に駐車し、そこから歩いてもらう。私の車は車高
     が高いので、登山口に横づけだ。
      山登りを普段やっていない人が多いのだが、若いので何とかついてくる。第1テラスの
     湧水に持参した「プラム」を漬けて置く。

       「プラム」【MH農園産ではない】

      ここから、右に進路をとり、「灰鉄(礬?)ざくろ石」の露頭を見学する。キラキラ光る結
     晶面を見て、”キレイ!!”、と歓声があがる。
      ( ここで拾ったものは後で捨てることになるのだが・・・・・・ )

 (3) 第2テラスの「磁鉄鉱」
      ざくろ石の産地に寄り道したお蔭で、一番長い第1テラスから第2テラスまでの登りも
     苦にならず、第2テラスがすぐそこだ。
      第2テラスで採集できるのは、「磁鉄鉱」と甲武信鉱山がスカルン鉱床であることを示
     す「珪灰石」がメインだ。全員に、「磁鉄鉱」を採集して差し上げた。
      探すとなかなかないもので、結局、「珪灰石」は見つけられなかった。

 (4) 第3テラスの「ベスブ石」
      8年前に甲武信鉱山を訪れたYさんにとって、印象深い鉱物の一つが「ベスブ石」だっ
     たようで、今回もここを訪れるのが1つの目標だった。
      第2テラスから第3テラスの「ベスブ石」産地までは、距離も長くなく、見通せるのだが、
     テラスの直前が滑りやすく、登るのに難渋したようだ。
      ザックを降ろして地表面を探すと、”キラキラ”と黒光りする「ベスブ石」が点々と落ちて
     いる。

       「ベスブ石」産地の一行

      「あった!!」、とSさんが拾い上げたのは1cmを超える頭付きの良品だ。時計を見る
     と、14時前で、とりあえず「緑水晶」産地まで行くことにする。

 (5) 元祖「松茸水晶」産地
      ベスブ石産地から左斜め上に進むと、開墾されたかのような斜面に行き着く。ここが
     元祖「松茸水晶」産地だ。
      ここで30分ほど採集することにした。「緑水晶」や「灰礬ざくろ石」などは採集できたが
     「松茸水晶」は姿を見せなかった。

       「松茸水晶」産地

 (5) 「緑水晶」産地
      ここから真っすぐ上に150mほど登り、尾根に出て、尾根を50mも進むと「第2松茸水晶」
     産地だが、今では何も採れない。
      そこから急な尾根を70mも登ると「見晴らし台」だ。周りの木々が大きくなり、以前より
     眺望が悪くなってはいるが、梓川を挟んで見える五郎山や雨降山などの頂きに近い高
     さまで登ったことを実感する。
      尾根を150mも進むと「緑水晶」産地だ。以前は、10m×10mほどの範囲が掘り込まれ
     ていたが、今ではその何倍も広い範囲が掘り返されている。
      思い思いの場所に散らばって、ズリの表面を観察したり、熊手で少し掘ると「緑水晶」
     が姿を見せるが、昔に比べるとその数は少ない。
      それでも、「緑水晶」が何本か採集でき、配布品ができた。

       「緑水晶」【MH採集品、長さ4cm】

 (6) 珍しい「砒鉄鉱」結晶を探せ!!
      ここまでくれば、砒鉄鉱産地はすぐだ。ほんの少し下って目の前の尾根の高めのとこ
     ろを越えると砒鉄鉱を産する露頭が斜め上に見える。急な斜面を斜めに横切るように
     登ると露頭に到着だ。露頭から崩したこぶし〜こどもの頭大の石を良く観察すると、茶褐
     色の褐鉄鉱に覆われた『ふかひれ状砒鉄鉱結晶』が見つかる。
      帰宅後、何回か使った塩酸に15分ほど漬けて置くと、褐鉄鉱が溶け去り、白銀色の
     ”フカヒレ”が姿を現した。

       「砒鉄鉱」【MH採集品、幅3cm】

      ここで、Sさんが、「これは何でしょう?」、差し出した白い塊があった。手に持つとズシ
     リと重い。即座に、「灰重石、”ガオ〜”です」、と鑑定する。すると、別な学生が同じような
     灰重石の塊を採集した。
      そうこうする内、Yさんが、「ざくろ石があった!!」、と歓声を上げた。見せてもらうと
     結晶一つひとつが1cmほどある群晶だ。皆さんその辺りに集まって掘り出した。

 (7) 「松茸」ならぬ「えのき水晶?」見〜つけた!
      ここから、日本式双晶や灰重石を産する「ミニツイン坑」は10分ほどだが、16時近くに
     なり、残念ながら下山の時間だ。
      斜め右下に向かって急な斜面を下りていく。20分ほど下ると、「第4松茸水晶」産地が
     ある。ここは、木が少なく明るいので、20分ほど採集する事にした。

         
          急斜面を下る               「第4松茸水晶」産地

      採集を始めて間もなく、「松茸水晶があった!!」、と歓声が上がる。見せてもらうと
     楊枝の太さの”軸”の上に一回り大きい”傘”がついてる。一応、「松茸水晶(セプター・
     クオーツ)」であることには違いないのだが、誰からともなく、『えのき水晶』、と命名され
     た。

 (8) プラムを食べて
      ここから斜め右に斜面を下っていくと尾根が見える。尾根の踏みわけ道を下ると狭い
     切り通しがあり、ここを下ると第2テラスと第1テラスの間くらいの高さだが、小さな尾根に
     さえぎられてメインの斜面は見えない。尾根を回り込むように下って行くと第1テラスが
     見えてくる。
      冷やしておいたプラムを食べる。プラムは鉄分が豊富なので女性に良い、と能書きを
     垂れ、”完食”してもらう。
      こうして、無事に登山口に帰りついたのは、17時30分を回っていた。

 (9) 「湯沼鉱泉」の夜は更けて
      18時ごろ湯沼鉱泉に戻ると、お姐さんが「夕食は17時30分です」、といつもより遅い。
     どうやら、S県の高校生も宿泊し、テンヤワッヤのようだ。時間があるので、遅れて参加
     出来なかった学生に配布するため、この日の採集品を洗ってからお風呂を浴びた。
      19時30分からお待ちかねの夕食だ。この日は、豚鍋だ。陽が沈むと一段と涼しくなり、
     鍋がピッタリだ。

      21時に私の部屋に集まってもらい、この日の採集品の解説と明日の作戦会議だ。

      ・「磁鉄鉱」には馬蹄形の磁石を近づけてもらい、吸いつくことで磁性が強いことを体感
       してもらう。
      ・「灰重石」にミネラライトの紫外線を照射すると、青白く光る”蛍光”の性質があることを
       知ってもらう。
      ・翌日は、”透明で大きな水晶”採集で、産地までの行程や採集方法などの予備知識を
       レクチャした。

      朝早かった人も多いので、早めに切り上げて休んでいただいた。

3. 第二日目【川上村の水晶産地】

 (1) 雨男・雨女は誰だ
      朝6時過ぎに起きるとシトシトと雨が降っている。社長は、「たいした雨ではねエ」、と
     いうが止みそうもない。
      まずは、朝食をいただく。お姐さんが作ってくれたお弁当を持って8時に「湯沼鉱泉」を
     出発だ。

 (2) 水晶産地にて
      駐車場から林道を歩き、斜面を登ると水晶産地だ。途中のお社で”安全”そして”がま
     開運”祈願だ。そして、いつもの場所で、夏のミネラル・ウオッチングの定番 MH農園産
     のスイカを沢水に漬けた。
      産地に着き、産状の説明をして、”ズリ”、”露頭”に分かれて採集開始だ。このころに
     は雨はやんでいた。
      皆さん、”ズリ”派が多く、本格的に露頭を叩くのは私だけだ。いつもだと昼前に”晶洞
     (ガマ)が開くのだが、この日は開かない。お弁当を食べながら頭の中は、”どこを掘るか”
     で一杯だ。
      昼からは、今まで掘ったところを諦め、全く違う場所に挑戦した。1時間ほど叩き続ける
     と、タガネが”スポッ”、と吸い込まれた。穴を広げて見ると晶洞に間違いない。
      「ガマが開いたー」、と皆さんを呼んで一人ひとりに水晶の産状を解説する。晶洞壁を
     壊しながら、できるだけ大きな群晶で取りだし、捨ててあったブルーシートの上に並べて
     もらう。
      一方、”ズリ”派の「女子学生が大きな水晶を掘った」、とSさんが教えてくれた。見せて
     もらうと、大きくて透明感があり、湯沼鉱泉の社長ならずとも、”良いもんだー”、という
     代物(しろもの)だ。

       ズリ採集の佳品に”ニッコリ”

      時間は刻々と過ぎ、15時近くになったがまだ晶洞の半分しか掘っていない。またもや
     雨が降り出し、女性陣は寒いだろうと思い、切り上げることにした。

         
              ”ガマ”が開いた!!                   採集品

      下山する前に採集品の分配だ。ジャンケンで勝った人から好きな標本を取ってもらう。
     Sさんは2番目、Yさんは、”ビリ”だ。
      引き取り手のない群晶、単晶は私が持ち帰り塩酸できれいにクリーニングして、9月〜
     10月に湯沼鉱泉「水晶洞」を案内する何組かの中学生の”サプライズ”に使わせてもら
     うことにした。

      【後日談】
       晶洞のその後が気がかりで、翌週古い石友の一人・ASさんを誘って出かけてみた。
      晶洞の入口を塞いでおいたので、週末に荒らされることもなく手つかずの状態で残って
      いた。
       この日、石採りから2年近く離れていたASさんは、リハビリで”石と戯(たわむ)れ”、
      私はこの晶洞の残りをノンビリ取りだすことにした。この日は、前回の反省から長い
      タガネも持参したので、晶洞の奥まで、きれいに取りだした。
       数日しか経っていないのだが、”ガマ”はガマでも、”ガマズミ”の実が一段と赤みを
      増し、深山は本格的な秋だの到来だ。

         
               ”ガマ”の続き                ”ガマズミ”の真っ赤な実

 (3) スイカを食べて
      林道に戻り、行きしなに沢水に漬けておいたスイカを引き揚げ、切り分けて皆さんに
     食べていただく。少し熟し過ぎの感もしたが、甘くて美味しい、と好評だった。

       スイカでミネラル補給

      林道を歩いてくると、雨は完全に上がったようだ。前方の岩肌にかかっていたガスが
     上がっていき、”虹”が見えてきた。

       ”虹” 何か良いことある如し

 (4) 湯沼鉱泉「水晶洞」見学
      湯沼鉱泉に無事戻ったのは、18時前だった。お姐さんに「ガマが開いた」、と報告する
     と、「遅いから、そうだと思った」、と喜んでくれた。この日も夕食は19時30分からなので、
     タップリ時間がある。
      まずは、風呂を浴びて汚れを落とし、冷えた身体を温めてもらう。その後、「水晶洞」の
     見学ツアーだ。

      1時間以上かけ、「水晶洞」の見どころのである @ 「自然のままの緑水晶日本式
     双晶露頭」  A 穴沢(赤顔山)の扁平苦土電気石や川端下の日本式双晶と柱石など
     日本を代表する「川上村の鉱物」を解説した。
      帰りは、「春GWのころ咲き誇る水芭蕉の遊歩道」や「7月中旬にはホタルが乱舞する
     湯沼大池」などを見て回った。

      見学した学生たちから、「社長はすごいもの(施設)を作った」とか「標本が素晴らしい」
     などの感想を聞き、社長も満更ではなさそうだった。

 (5) 湯沼鉱泉の夜は更けて
      19時30分から夕食だ。この日は、ジンギスカンで、焼き肉鉄板の上で余分な脂肪を
     落したせいか霜降り牛肉が一段と美味しかった。お腹が一杯になったところで、21時か
     ら私の部屋に集まってもらい、翌日の作戦会議だ。
      この日は、歩く距離が長く、私の万歩計は15,348歩を示していた。皆さんお疲れのよう
     なので、早めに散会とした。

4. 第三日目【長野県のきれいな柘榴石】

 (1) 石榴石産地に向かって出発!!
      朝6時過ぎに起きると、空は快晴だ。しかし、肌寒い。気づくと、ストーブに火が点いて
     いる。

       ストーブの出番だ!!

      朝食を食べ終わり、支払いだ。お姐さんの配慮で学生は少し安くしてくれていた。ビー
     ルやジュース代をSさんと私が負担したこともあって、学生は二泊三日(内1日は三食付き)
     で 11,500円だった。

      出発の朝、恒例になっている社長とお姐さんを交えて記念写真だ。

      
               「湯沼鉱泉」記念写真

      3台の車の集合場所をカーナビで「霧ヶ峰自然保護センター」にセットし、出発だ。

 (2) 「霧ヶ峰自然保護センター」見学
      諏訪ICで下り、コンビニで昼食や飲み物を調達し、集合場所を目指す。私の車が到着
     してしばらくすると全台揃った。センターは入場無料で、内部には動植物そして少しだが
     地学展示として、この地域の「ざくろ石」、「黒曜石」そして「鉄平石」などが展示してあり
     みなさんの期待も高まる。

         
                 外観                      きれいな柘榴石
                        「霧ヶ峰自然保護センター」

 (3) 母岩付ききれいな柘榴石
      まずは、母岩付きのきれな柘榴石の採集だ。ここは、すでに何年か前のミネラル・ウオ
     ッチングで石友の皆さんを案内した場所だ。
      以前探しておいた脈を追い掛けると、5mmクラスの母岩付ききれいな柘榴石が出てく
     る。何とか人数分確保し、いつものようにジャンケンで分配だ。ちょうどお昼時になり、
     みんなで昼食をいただく。
      ここでの私の採集品は、「クリストバル石」の結晶だ。

       「クリストバル石」

 (4) きれいな柘榴石分離結晶
      来るときに見かけた店まで戻り、トイレ休憩だ。ただで使わせてもらうのは悪いような
     気がして、お土産を物色すると、「きれいな石榴石」の分離結晶が、3,000円前後で売っ
     ている。こんな高いものを買うお金もなく、迷っていると。「黒曜石」で作ったネックレスが
     いくつか売っている。どれにしようか迷っていると店の人が、「これはチェーンがキラキラ
     して良いヨ」、と勧めてくれたのを迷わず買った。
      たしか、オブシディアン(黒曜石)には、”心と体の疲れを癒す” 力があるらしい。

       妻への土産 「黒曜石」ネックレス

      この後、分離結晶を採集できる沢に向かった。ここは、以前も訪れた規制対象外の
     場所で、フルイやパンニング皿を使って採集する。ポチポチと皆さんきれいな柘榴石を
     手にしているようだ。フルイ残しの土砂をスコップで掘り上げて捨てていると、それを漁
     (あさ)っていたSさんが、「あった!!」、と叫んだ。見せてもらうと、1.5cmはある、大き
     な単晶だ。
      15時近くになり、そろそろ撤収だ。いつものように、私が採集した標本をジャンケンで
     勝った順に持ち帰ってもらう。今日一番を採集した(拾った)Sさんは辞退だ。

       「どれが良いかな?」

      そして、最後は、沢で冷やしておいたスイカを切り分けて皆んなでいただく。

      こうして、3日間のT大学地学ゼミのミネラル・ウオッチングは無事終了した。皆さんと
     別れた後、身延線で帰省する静岡出身の学生を甲府駅まで送り届け、帰宅した。

5. おわりに

 5.1 巡検案内
      夏休み前後に、小学生から大学生まで、学校関係の巡検案内が立て混んでいる。こ
     れから先も 9月に3件、10月に1件と、3日連続になることもありそうだ。
      多くの場合、川上村の「湯沼鉱泉」に一泊したり、日帰りの場合でも「水晶洞」を見学
     するコースになっているので、多くの人々に「水晶洞」をもっと知ってもらい、少しでも売
     り上げが増えるよう、ボランティアで案内させていただいている次第だ。

      T県のSさん一家とは、8年前に知り合い、その後私が茨城県や千葉県に単身赴任して
     いる間にも、幾度となくミネラル・ウオッチングでフィールドやショーをご一緒する関係が
     続いている。
      このような、出会いが楽しくて、案内させていただいているのも事実だ。

      私の車には、大勢の人が入れ替わり立ち替わり乗るので、車内には泥や落ち葉など
     で汚れることが多いが、掃除は妻任せだ。そんな訳で、「黒曜石製のネックレス」をプレ
     ゼントに買ってきた。

      大勢の人を案内する上で、留意しているのは『安全』だ。タイヤもだいぶ減ってきたの
     で、これから新品に交換しに行くところだ。

 5.2 『 HP更新 1,000回 』
      「千回更新」のタイトルのメールを古い石友の一人・Mさんからいただいた。本文に
     「 千回の更新とは凄いね!!!。 ただただその根気に脱帽するばかりです 」 と、
     あった。

      HPを開設したのが、1998年3月28日だった。あれから、今日(2013年9月9日)で、
     5,644日 (約15年半)経ったことになり、平均して6日、ほぼ一週間に1回強更新した
     勘定だ。

      別に、更新回数やアクセス数を競う心算(つもり)など毛頭ないが、更新できるのは
     何かを思考したり行動できる健康状態で、その結果をまとめておこうという気力もあると
     いうことで、『心身ともに健康』の証(あかし)だと思っている。

      更新の間(ま)が開(あ)くと、「どこか悪いのではないか」、と心配してメールをくれる
     石友が何人かいるのもありがたいことだ。

      1,000回を通過点として、これからも”由無し言(よしなしごと)”を綴っていくつもりです
     ので、ご支援よろしくお願いする。

6. 参考文献

 1) 草下 英明:鉱物採集フィールドガイド,草思社,1988年
 2) クリスタル・ワールド編:主なパワーストーンの一覧表,同社,2013年
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