湯之奥金山博物館企画-砂金掘り大会-

湯之奥金山博物館企画-砂金掘り大会-

1.初めに

山梨県下部町にある湯之奥金山博物館では、夏休みに合わせて、各種の行事を
企画している。
 その1つに、今年で3回目を迎えた、大人も参加できる「砂金掘り大会」があり
時計係のボランティア、プラス競技者として初めて参加した。
 「砂金掘り大会」は、世界大会も開催されるほどで、外国では人気の高い
趣味(スポーツ?)です。
 大会参加は初めてなので、「男女初心者の部」に出場し、参加30名中、第4位と
”1秒差”で惜しくもメダルは逃し、競技の厳しさを思い知った。
 2002年度の世界チャンピオンの湯之奥金山博物館・小松学芸員の熟練の技は
お茶を嗜む妻に言わせると『緩急をつけた、茶筅の捌き方と同じ』との表現が
ピッタリです。
 楽しい体験をさせて頂き、谷口館長、小松学芸員はじめ湯之奥金山博物館の
関係者に深く感謝いたします。
(2003年8月体験)

2.「砂金採り大会」のルール

 砂金掘り大会は、主催者が砂の中に隠した砂金を、”早く”しかも
”見逃しなく、正確に”パンニングする技を競うものです。
 湯之奥金山博物館の砂金掘り大会のルールは、次の通りです。
競技の説明

(1)砂の量:10kg(ベテランは12kg)
(2)砂金の数:競技終了まで秘密(今回、13個)
(4)制限時間:15分
(5)順位の決め方:
   @競技者が終了を宣言するまでの時間 + (見落とし砂金数×5分)の
    早いほうが上位
   【例】     Aさん:10分で全部見つけた=10分 +(0×5)=10分
    Bさん:7分で1ケ見落とした=7分 +(1×5)=12分
    この場合、Aさんが、上位になります。
   A15分で終了しなかった人は、最下位。
(6)競技部門:ジュニア(小中学生)、男女初心者、男女ベテランの3部門
(7)パンニング皿:口径40cm以下、マイ・パンの持込可能

3. 競技風景

 私の競技風景を妻が撮影しました。(もっと、格好良い筈なのに・・・・・)

  競技中の私

 それに引き換え、世界チャンピオンの小松学芸員の”模範演技”は
技を極めた名人の醸し出す、雰囲気に溢れており、見学者から思わず、ため息が
漏れるほどでした。

   小松学芸員の”模範演技”

4. 競技結果

 私が、4位だったと言っても、信じられない方がほとんどでしょうから
詳細は、下記のURLにアクセスしてみてください。

   記録票

第3回砂金掘り大会 順位表

 各部門の上位入賞者と記録を、引用させていただきます。

ジュニアの部(13粒)
No 氏名 個数 タイム
1 岩松芽衣 12 9:43
2 木内香奈 12 13:16
3 滝沢麻由子 12 13:50

男女初心者の部(13粒)
No 氏名 個数 タイム
1 滝沢美保 13 9:43
2 原口静香 13 13:16
3 一之瀬仁 12 13:50
4 中川 清 12 13:51

男女ベテランの部(13粒)
No 氏名 個数 タイム
1 広瀬義朗 12 12:13
2 石部直樹 11 19:03
3 加賀美勇仁 11 21:55

5.おわりに

(1)ジュニアの部のメダル受賞者全員、男女初心者の部の上位入賞者は、”女性”です。
   この理由について、私の勤務先で、色々な意見がでました。
   @某女史曰く「女性は、欲が深いから」(決して男性の意見では、ありません。)
   A私は、「女性は、神経が細やかで、パンニングのような繊細な作業(?)に
    適している」と考えています。
    その証拠に、戦前に出版された本に、女性と子どもがパンニングしている図が
    描かれています。

  砂金採集【「地中の宝」から引用】

皆さんは、如何お考えですか?

(2)来年こそ、メダル獲得を目指して、頑張りたいと考えています。

6.参考文献

1)渡辺 萬次郎:地中の宝,アルス,昭和3年
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