長野県川上村周辺は今での十分楽しめる産地が多いので、ここ数年は参加者の好きな産地にグループで
行ってもらうことにしている。問題なのは山梨県だ。できるだけ行った事がない産地に案内したいと思い、何か所
か下見して、ここなら楽しんでもらえそうと思うポイントを探し出した。
天気予報では台風が迫る週末に、『好きな産地に挑戦!!』と題して、長野県と山梨県を舞台に
開催した。
( 2018年6月 開催 抜けている写真は順次追加します)
これについては別に詳しく書くことになるはずだが、某NHKから取材協力依頼があり、「MHの自宅のコレクショ
ンを拝見・撮影したい」と言われたのは3月末だった。「私はハンター(鉱物の狩人)で、コレクター(蒐集家)
ではない」と涼しい顔で済ますわけにもいかず、それから大慌てでコレクションの整理・展示を始め、現在も
進行中だ。
自宅を出てコンビニで昼食を買い、信州峠を越えて集合場所の川上村・湯沼鉱泉を目指す。川上村に
入ると、レタス畑は収穫期が始まったところだ。妻が、「このごろレタスが高い」、というので、帰りに地元の
スーパー「ナナーズ」で買う積りなのだろう。
7時過ぎに湯沼鉱泉の駐車場に着くと、ほとんどが揃っている。茨城・K兄弟、千葉・Eさん、Aさん、神奈川・
H夫妻、神奈川・O妹、長野・MTNさん、山梨・Sさん、三重・O兄、滋賀:Nさん、O弟、Yさん、京都・Tさん、
大阪・Tさん、兵庫・N夫妻 これで、20名全員集合だ。
(2) まずは、自己紹介
初めて会う人、久しぶりの人も多いので、まずは自己紹介だ。
(3) コース別に「ミネラル・ウオッチング」
この会がスタートした20年前、参加者は年長者でも40代、50代で、子供が小学生だった。川上村のかなり
厳しい行程の産地でも全員揃って訪れることができていた。”きみまろ”のセリフではないが、「あ〜〜、あれから
20年」参加者の半数(大半?)は高齢者かその予備軍で、良品が採集できる産地は車横付けであるはず
もなく、全員一緒に同じ産地に行くのが難しくなっているのが現状だ。
この現象は数年前から始まっていたのだが、2016年からその傾向が顕著になった。そんな理由(わけ)で、
自分の体力・行きたい産地などを勘案し、次のコースを参加者が選んだ。
Aコース・・・・・・「朝飯前」【別名:昔乙女コース】
Bコース・・・・・・「甲武信鉱山」有名ポイント
Cコース・・・・・・「△△△」
2010年ごろまで、「朝飯前」産地は、朝5時ごろ起きて7時の朝食までの2時間、「湯沼の角閃石入り水晶」
を採集することからついた産地名で、文字通りだったが最近ではここで一日採集する人も出てきている。
ちなみに、『月遅れGW』の由来だが、この会がスタートして間もなくのころ、世の中と同じく5月のGWに開催し
川上村の産地を訪れたところ、10センチ以上残雪があり、採集にならず引き返したことがあり、開催を1ケ月
遅らせることにしたからだ。交通渋滞の酷い首都圏を横切って参加される方々にとって、少しは運転が楽に
なるという副次的効果もある。(千葉・Eさん 説明の通りです)
(4) 「△△△」
私を含め8名が「△△△」コースに参加した。ここは素晴らしい標本が採集できる可能性があるのだが、歩く
距離が長いので、敬遠されがちだ。事実、スマホで計測したこの日の歩数は、17,000歩を超えていた。
最近この近くで亡くなった人がいると風のうわさで聞いたので、途中にある山神様にいつものように手を合せ、
山行の安全と良品に出会えることを祈る。
途中手間どったこともあって、3時間ほどかかって目的のポイントに到着した。一昨年に訪れて以来だが、
産地はものすごい変貌ぶりで訪れる人が多いことがうかがえる。
平地では散ってしまった「シャクナゲ」の花が標高2,300mのここでは満開で、私たち目を楽しませてくれた。
ガマ(晶洞)を開けたいのだがその兆候がつかめない。お昼を食べ終えてから、ズリ採集に方針を転換した。
6月下旬に44名の小中学生を課外授業でミネラル・ウオッチングに案内するときの「宝探し」用に小さな群晶
や単晶で人数分の数を揃えようと思ったからだ。
水洗いしてみるとインクルージョンに金色・フレーク状の「黄鉄鉱」を含むものがあるのもこの産地の特徴だ。
滋賀・Nさんが「平行連晶の群晶があった!!」、見せてくれた。この産地では珍しい平板水晶が平行に
並んだもので、益富先生から『君、これらの水晶が皆同じ向きを向いている不思議に疑問を持ちたまえ』、と
言われそうだ。
15時に下山を開始する。「エステレル双晶」が付いた大きな群晶を背にしたK兄のリュックは重そうだ。O妹の
群晶や重たいハンマー、タガネは私のリュックに収まった。
休み休み下山し、駐車場近くになった時には宿に戻る予定の17時になっていたので、前例があるだけに
皆さん心配しないようにスマホで妻に「全員無事で、駐車場近くまできた」と連絡した。
Aコース、「朝飯前」【別名:昔乙女コース】に参加したのは、O兄、京都・Tさん、大阪・Tさん、滋賀・Yさん、兵庫・
N夫妻、そして私の妻だった。
Nさんが送ってくれた写真を見ると、産地の手前には、「ベニバナイチヤクソウ」や「レンゲツツジ」が咲き乱れ、
昔乙女は、一足早く「”天国”にいるようだった」、との感想を述べている。
【後日談】
7月になるころ、N夫人からメールと共に写真が送られてきた。朝飯前で採集した水晶は「褐鉄鉱」に覆わ
れているので、「蓚酸」液に漬けて溶かしている、と聞いてから1ケ月あまり経っていた。
『 前回の採集品の写真を送ります。
標本高さ5センチの、綺麗な濃い緑が上部に入った水晶です。鋭錐石も沢山ついてますが、
いずれも写真では見えにくいのが残念です。 』
Bコースの人たちは、GPSのデータを頼りに「緑水晶」のポイントを目指したのだが”イメージ通りの場所”に行き着
けなかったようだ。それだけ奥が深い「甲武信鉱山」なのだ。(産地を訪れる人が多いので変貌してしまっていて、
昔(2、3年前)とは全く違っている可能性も高い)
いつものように、宴会場の一隅が「オークション」、舞台が「玉手箱」の会場だ。続々と「オークション」と「玉手箱」
の標本が集まり、担当者がテーブルの上に並べていく。
名古屋鉱物同好会の重鎮・Iさんが2017年10月のミネラル・ウオッチングに参加していただいたときに、「皆さんで
分けてください」、と預かった品々が8ケ月経ってオークションのテーブルに並ぶ。
また、北海道に屯田兵として移住した「ヘナK小隊」のKご夫妻(奥さんが指揮官の小隊長、旦那さんが兵長)
からも北海道の標本を送っていただいたので全てオークションのテーブルに並べた。
このように、参加できないメンバーに支えられていただいているのも、この会が長続きできている大きな理由だろ
う。
(1) 宴会
19時30分から宴会がスタートだ。宴会部長は、東京・Kさんだ。まずは三重・O兄の音頭で「乾杯!!」。
冷たいビールが今日の疲れを忘れさせてくれる。お姐さんが作った地元産の素材を使った料理をいただく。
しばし歓談の後、参加者の近況報告だ。私もそうだが、このミネラル・ウオッチングが久しぶりの鉱物採集
だ、と言う人も少なくなかった。
(2) 「オークション」
宴会を終え、「オークション」に移ったのは、8時半過ぎだった。今回もオークショナーは、定評のある兵庫・
N夫人だ。ユーモア溢れる売り声に釣られて売り上げは順調に伸びる。
IT化の波はミネラル・ウオッチングにまでPCが大活躍で、この会がスタートした20年前に、黒板に手書きして
いたころとは様変わりだ。
いつもなら神奈川・THさんの手で標本名・産地・出品者・落札者・落金額がPCに入力されていくのだが、
今回不参加ということで、急きょ長野・MTさんにお願いした。MTさんは、鉱物、産地名などの知識が豊富なの
でピンチヒッターをお願いしたした次第だ。
125点が落札され、売上高は35,700円で、一人平均約1,800円参加費が安くなった計算だ。
MTさんが入力してくれたEXCELデータを一覧表にしてみた。このミネラル・ウオッチングに参加される皆さん
の鑑定眼は確かなようで、希少な標本は競る人も多く、市価に比べれば大幅に廉(やす)いものの、それ
なりの高値がついた。
No63〜65の「普通輝石」は、「永い間『普通輝石』とされていたが、九大の先生の分析で『透輝石』と呼ぶ
べきだ」、と長野・MTさんから説明があり、慌てて入札・落札した。
普通輝石 (Ca、Mg,Fe)2Si2O6 に対して、透輝石 CaMgSi2O6は、鉄(Fe)含むか含まないか、含んで
いてもその量が過半を占めているか否かで決まるのだから、精密に分析しなければわからないはずだ。この
ような事例は、今後も続々出てくると予想される。
一部の標本は、『採集禁止』になる前の採集品や『購入品』であることをご承知ください。
というわけで、産地名には、旧い郡市町村名のものがあります。
No | 標本名 | 産地 | 出品者 | 落札者 | 落札値(円) | 1 | プロトマンガノ直閃石 | 日瓢鉱山 | 名古屋・I | 長野・MT | 100 | 2 | 武田石 | 布賀鉱山 | 名古屋・I | o弟 | 100 | 3 | 武田石 | 布賀鉱山 | 名古屋・I | o兄 | 100 | 4 | 武田石 | 布賀鉱山 | 名古屋・I | 兵庫・N夫妻 | 100 | 5 | 武田石 | 布賀鉱山 | 名古屋・I | 長野・MZ | 100 | 6 | リカルルド鉱・自然テルル | 河津鉱山大沢西露頭 | 名古屋・I | 長野・MT | 100 | 7 | シベリア石 | 布賀鉱山 | 名古屋・I | 兵庫・N夫妻 | 100 | 8 | 輝蒼鉛鉱 | 赤金鉱山 磁石山 | 名古屋・I | 東京・HG | 100 | 9 | 自然テルル | 河津鉱山大沢西露頭 | 名古屋・I | 東京・HG | 100 | 10 | 金鉱石 | 菱刈鉱山 山神鉱床 | 名古屋・I | 長野・MT | 100 | 11 | 緑水晶 | 岐阜県柿野 東洞 | 名古屋・I | 東京・HG | 500 | 12 | 鉄スピネル | 春日鉱山 | 名古屋・I | 兵庫・N夫妻 | 200 | 13 | ペグマタイト 水晶・長石 | 中津川市苗木 浅間山 | 名古屋・I | 千葉・A | 500 | 14 | 微斜長石 | 蛭川村田原 柘植石材 | 名古屋・I | 千葉・A | 100 | 15 | 紅柱石 | 長野県天龍村向方 | 名古屋・I | o弟 | 200 | 16 | 大隅石 | 鹿児島県隼人山梨・S町採石場跡 | 名古屋・I | 京都・T | 100 | 17 | 自然銀 | 兵庫県大身谷鉱山 | 名古屋・I | 大阪・T | 200 | 18 | 水晶 | 岐阜県恵那市山岡町笹平 | 名古屋・I | 滋賀・Y | 600 | 19 | 方解石(グリーン) | 三重県度会郡南伊勢町 | o兄 | 東京・HG | 100 | 20 | 含コバルト硫砒鉄鉱 | 和歌山県大勝鉱山 | o兄 | 東京・HG | 100 | 21 | クリノクロア石 | 菅島東山 | o兄 | o弟 | 100 | 22 | ランタンピータース石 | 三重県熊野市紀和町大栗須 | o兄 | 長野・MT | 700 | 23 | 横須賀石 | 三重県伊勢市松下鉱山 | o兄 | 兵庫・N夫妻 | 100 | 24 | 横須賀石 | 三重県伊勢市松下鉱山 | o兄 | 長野・MT | 100 | 25 | 正長石 | 大阪府長谷 | o兄 | 東京・HG | 100 | 26 | タラナキ石 | 三重県伊勢市矢持町 | o兄 | o兄 | 100 | 27 | コバルト華 | 和歌山県大勝鉱山 | o兄 | 長野・MZ | 100 | 28 | 空晶石 | 三重県亀山市加太北在家 | o兄 | 長野・MT | 100 | 29 | ドーソン石 | 松阪市飯南町粥見立梅 | o兄 | 長野・MZ | 100 | 30 | 紫水晶 | 福島県南会津郡只見町 | o兄 | 滋賀・Y | 500 | 31 | 紫水晶 | 福島県南会津郡只見町 | o兄 | 東京・HG | 1400 | 32 | 砒鉄鉱 | 岐阜県中津川市一柳鉱山 | o兄 | 東京・HG | 100 | 33 | 燐灰石 | 長野県佐久穂町 | M.H. | 長野・MZ | 100 | 34 | トベルモリー石 | 千葉県南房総市平群 | M.H. | 千葉・E | 100 | 35 | 苗木石(変種ジルコン) | 甲府市黒平 | M.H. | 兵庫・N夫妻 | 200 | 36 | 満礬石榴石(セット) | 長野県和田峠 | M.H. | 茨城・K兄弟 | 1500 | 37 | カリ長石と水晶 | 甲府市黒平 | M.H. | o兄 | 200 | 38 | 鉄マンガン重石 | 栃木県西澤金山 | M.H. | 兵庫・N夫妻 | 100 | 39 | 黒曜石 | 長野県和田峠 | M.H. | o兄 | 100 | 40 | 黒曜石 | 長野県和田峠 | M.H. | 茨城・K兄弟 | 100 | 41 | 砂金 | 茨城県八溝川 | 千葉・A | 京都・T | 1000 | 42 | 砂金 | 茨城県八溝川 | 千葉・A | o兄 | 1000 | 43 | 珪化木 | 石川県七尾市百海 | 京都・T | 千葉・A | 100 | 44 | 珪化木 | 石川県七尾市百海 | 京都・T | 長野・MZ | 100 | 45 | 珪化木 | 石川県七尾市百海 | 京都・T | 長野・MZ | 100 | 46 | "緑柘榴石” | 長野県栗生 | 長野・MT | 東京・HG | 1400 | 47 | 磁鉄鉱 | 長野県栗生 | 長野・MT | 山梨・S | 100 | 48 | 磁鉄鉱 | 長野県栗生 | 長野・MT | 東京・HG | 100 | 49 | リチア雲母 | 茨城県妙見山 | 長野・MT | 東京・K | 300 | 50 | 電気石 | 大分県尾平鉱山銀ジキ | 長野・MZ | 兵庫・N夫妻 | 100 | 51 | 電気石 | 大分県尾平鉱山銀ジキ | 長野・MZ | 長野・MT | 100 | 52 | 斧石 | 大分県尾平鉱山スリバチクボ | 長野・MZ | O妹 | 100 | 53 | 斧石 | 大分県尾平鉱山スリバチクボ | 長野・MZ | 東京・HG | 100 | 54 | 斧石 | 大分県尾平鉱山スリバチクボ | 長野・MZ | MH | 100 | 55 | 斧石 | 大分県尾平鉱山銀ジキ | 長野・MZ | 長野・MT | 100 | 56 | 電気石 | 大分県尾平鉱山ハジカミ谷 | 長野・MZ | MH | 500 | 57 | "長崎ヒスイ” | 雪浦 | 長野・MZ | o弟 | 100 | 58 | "長崎ヒスイ” | 雪浦 | 長野・MZ | 滋賀・N | 100 | 59 | "長崎ヒスイ” | 雪浦 | 長野・MZ | 東京・K | 100 | 60 | 鉄蛋白石 | 長崎県彼杵鉱山 | 長野・MZ | MH | 200 | 61 | 鉄蛋白石 | 長崎県彼杵鉱山 | 長野・MZ | 千葉・A | 200 | 62 | 鉄蛋白石 | 長崎県彼杵鉱山 | 長野・MZ | 東京・K | 200 | 63 | 普通輝石 | 西ヶ岳 | 長野・MZ | 東京・HG | 100 | 64 | 普通輝石 | 西ヶ岳 | 長野・MZ | MH | 100 | 65 | 普通輝石 | 西ヶ岳 | 長野・MZ | 長野・MT | 100 | 66 | 武石 | 大分県尾平鉱山晶洞坑 | 長野・MZ | MH | 100 | 67 | 武石 | 大分県尾平鉱山晶洞坑 | 長野・MZ | MH | 100 | 68 | 武石 | 大分県尾平鉱山晶洞坑 | 長野・MZ | 兵庫・N夫妻 | 100 | 69 | 武石 | 大分県尾平鉱山晶洞坑 | 長野・MZ | 兵庫・N夫妻 | 100 | 70 | 水晶 | 大分県尾平鉱山晶洞坑 | 長野・MZ | o弟 | 100 | 71 | 水晶 | 大分県尾平鉱山晶洞坑 | 長野・MZ | O妹 | 100 | 72 | 水晶 | 大分県尾平鉱山晶洞坑 | 長野・MZ | 山梨・S | 100 | 73 | 水晶 | 秋田県荒川鉱山 | 千葉・E | 山梨・S | 900 | 74 | 自然銀 | 兵庫県大身谷鉱山 | 滋賀・N | 長野・MT | 200 | 75 | 重晶石 | 秋田県赤石鉱山 | 滋賀・N | 長野・MZ | 100 | 76 | 斧石 | 大分県尾平鉱山 | 滋賀・N | MH | 100 | 77 | 方解石 | 岐阜県金生山 | 滋賀・N | 長野・MT | 100 | 78 | 水苦土石 | 愛知県吉川鉱山 | 滋賀・N | 長野・MZ | 100 | 79 | 紅柱石(白色) | 山口県日の丸奈古 | 滋賀・N | MH | 100 | 80 | 斜開銅鉱 | 広島県瀬戸田林 | 滋賀・N | MH | 200 | 81 | 斜開銅鉱 | 広島県瀬戸田林 | 滋賀・N | 長野・MT | 100 | 82 | 桃簾石 xls | 滋賀県灰山 | 滋賀・N | 滋賀・Y | 100 | 83 | 鉄礬石榴石 | 愛媛県五良津山 | 滋賀・N | 長野・MZ | 100 | 84 | 緑鉛鉱 | 大分県尾平鉱山 | 滋賀・N | 兵庫・N夫妻 | 100 | 85 | 白鉛鉱・青鉛鉱 | 石川県尾小屋鉱山金平 | 滋賀・N | o兄 | 100 | 86 | ミメット鉱 | 宮崎県見立鉱山 | 滋賀・N | 長野・MT | 100 | 87 | 方沸石 | 北海道根室市桂木第一産業採石場 | ヘナK | MH | 800 | 88 | 方沸石 | 北海道根室市桂木第一産業採石場 | ヘナK | 長野・MT | 400 | 89 | 方沸石 | 北海道根室市桂木第一産業採石場 | ヘナK | 千葉・A | 800 | 90 | 方沸石 | 北海道根室市桂木第一産業採石場 | ヘナK | o兄 | 800 | 91 | 方沸石 | 北海道根室市桂木第一産業採石場 | ヘナK | 京都・T | 300 | 92 | 方沸石 | 北海道根室市桂木第一産業採石場 | ヘナK | 滋賀・N | 200 | 93 | 方沸石(分離) | 北海道根室市桂木第一産業採石場 | ヘナK | o弟 | 100 | 94 | 方沸石(分離) | 北海道根室市桂木第一産業採石場 | ヘナK | 山梨・S | 100 | 95 | 方沸石(分離) | 北海道根室市桂木第一産業採石場 | ヘナK | 長野・MZ | 100 | 96 | ソーダ沸石 | 北海道根室市桂木第一産業採石場 | ヘナK | 大阪・T | 900 | 97 | ソーダ沸石 | 北海道根室市桂木第一産業採石場 | ヘナK | 千葉・A | 500 | 98 | ソーダ沸石 | 北海道根室市桂木第一産業採石場 | ヘナK | o兄 | 600 | 99 | ソーダ沸石 | 北海道根室市桂木第一産業採石場 | ヘナK | 長野・MZ | 500 | 100 | ソーダ沸石 | 北海道根室市桂木第一産業採石場 | ヘナK | 滋賀・N | 300 | 101 | 方解石 | 北海道根室市桂木第一産業採石場 | ヘナK | o弟 | 500 | 102 | 方解石 | 北海道根室市桂木第一産業採石場 | ヘナK | 長野・MZ | 300 | 103 | 砂鉄 | 新潟県寺泊 | o弟 | 茨城・K兄弟 | 100 | 104 | 砂鉄 | 新潟県寺泊 | o弟 | 長野・MZ | 100 | 105 | 砂鉄 | 新潟県寺泊 | o弟 | 山梨・S | 100 | 106 | 蛍石 | 和歌山県大塔鉱山 | o弟 | 長野・MZ | 100 | 107 | 蛍石 | 岐阜県平岩鉱山 | o弟 | 千葉・A | 100 | 108 | 魚眼石(ブルー) | 新潟県間瀬 | o弟 | 京都・T | 200 | 109 | 輝安鉱 | 愛媛県市ノ川鉱山 | o弟 | O妹 | 500 | 110 | アクリル板(7枚入り) | o弟 | O妹 | 100 | 111 | アクリル板(8枚入り) | o弟 | O妹 | 100 | 112 | 写真(大) | o弟 | 千葉・A | 300 | 113 | 写真(小) | o弟 | MH | 100 | 114 | 写真(小) | o弟 | 滋賀・N | 100 | 115 | 写真(小) | o弟 | 東京・K | 100 | 116 | 写真(小) | o弟 | 兵庫・N夫妻 | 100 | 117 | 写真(小) | o弟 | 山梨・S | 100 | 118 | 写真(小) | o弟 | 千葉・E | 100 | 119 | 写真(小) | o弟 | MH | 100 | 120 | 秩父鉱山(図録) | M.H. | o兄 | 800 | 121 | 関東と周辺の鉱物(書籍) | 鉱物同志会 | M.H. | 東京・HG | 2500 | 122 | 壁掛け時計 | カシオ製電波時計 | M.H. | 茨城・K兄弟 | 500 | 123 | 日本酒・能勢 | 大阪 | 大阪・T | 長野・MZ | 1000 | 124 | 日本酒・酔後知楽 | 西近江 | 滋賀・Y | 兵庫・N夫妻 | 1200 | 125 | ワイン | 山梨県 | M.H. | 千葉・E | 1000 | 合 計 | 35,700 |
一番の人気は、「北海道根室市桂木第一産業採石場」産の鉱物だった。長野・MTさんは知っていたが、
私には初めて聞く産地の名前だった。
北海道、しかも東の端の根室の産地と聞き、多くの人が入札してくれた。標本を送ってくれた「ヘナK小隊」に
改めてお礼を申し上げる。
私が落札した「方沸石」は、標本が大きく、黒と白のコントラストも良く、”見栄え(インスタ映え?)”する
標本だ。(横12センチ)
一番の高額落札品は、鉱物同志会が2017年に出版した「関東と周辺の鉱物」(2,500円)だった。「大人の
時間」に、「2015年に福岡石の会が写真集『九州・山口の鉱物』を出したのに刺激されて、鉱物同志会が
発行した」、と裏話が披露された。
いずれにしても、この本を何回か出品しているが、前回急な病気で出席できなくなった東京・Hさんが落札して
くれた。
前回この会に参加したMs.THいわく、「プレミアムは付くかもしれないが、ミネラル・マーケットあたりで手に入る
だろうと高(たか)をくくっていたら、どこにも売っていない!!」。発行数1,000部弱で再版の計画はないので、
『稀覯本』の仲間入りで、入手された方は幸運です。
次いで高額だったのは、「和田峠の満満礬石榴石(セット)」(1,500円)だった。
これらは、私の『終活』の一環として整理した品の中から提供したもので、これからも続々と提供することに
なりそうだ。
( 妻や子どもにとっては、”邪魔”なものに過ぎないのだろうから )
(3) 「標本玉手箱」
故益富寿之助博士が始められたと同じように、参加者が入手した重品を持ち寄って、欲しい人に無料
で配布する「標本玉手箱」を今回も開催した。
女性を優先し、次にジャンケンで順番を決めた男性に好きな標本を取ってもらう。最後まで負け残った
O兄と長野・MZさんにとって、ここでの予行演習が翌日役に立つことになるとは、知る由もなかった。
最後には好きなものを好きなだけ取ってもらうことにして、”売れ残り”は少なかった。
(4) 「大人の時間」
時計は23時近かったが恒例の”大人の時間”を開催した。参加者が持ち寄った地元の銘酒を酌み交わし
ながら鉱物談義に花を咲かせた。滋賀・Nさんが差し入れてくれた「19度の原酒」を湯のみに少し注いで頂い
たが、甘口で飲みやすいが、”利く〜”。
ひとしきり話が出たところで、山での事故防止について皆さんのご意見をうかがった。
@ 「単独行」の戒め
A 天候が急変したりするので”山を甘く見ない”
B 応急処置など救護・救命技術習得
C 万一、事故が起きたら躊躇せず警察・消防に救助要請
2日間で訪れた産地のかなりの場所でスマホが通じる時代になっているのだ。
この会がスタートして20年になったが、今まで大きな事故はないが、”ヒヤリ”、”ハッ”とすることは何回か
あった。
「ハインリッヒの法則」を持ち出すまでもなく、”ヒヤリ”、”ハット”が続けば事故につながり兼ねないと認識し、
これからも安全第一の山行を肝に銘じたい。
気が付けば0時過ぎになっていたので、お開きにした。
地元で用事のある長野・MTさん、急な呼び出しで帰宅しなければならなくなった千葉・Aさん、川上村の
産地を引き続き巡る山梨・Sさん、そしてこの日のコースは厳しそうだと兵庫のN夫妻が離脱することになった。
N夫妻が妻を自宅まで送っていただけるということなので、出発時にバタバタしないよう、私の採集用具だけを
車に積み込んでおく。
長野・MTさんが一足早帰宅された。(中学生のO君に引き合わせて置きたかったのだが、次回までお預けだ。)
身繕いをして昨夜宴会が開かれた大広間に行くと皆さん集まってくる。朝食の前に、昨夜の「大人の時間」
で飲み切れなかった日本酒とワインをN夫人に協力していただき、急きょオークションすることになった。
7時過ぎに全員そろって朝食だ。味噌汁の具は、「サバ缶」だった。皆さんが食事している間に、PCに宿泊
料金を入力すると、個人・グループ別の参加費が一発で出る。
昔会計だったN夫妻が集金してくれ、1円の違いもなく、”御名算”だ。次回への繰越金750円は私が預かる。
集金していると、「この日参加する中学生と父親が待っています」、と伝えてくれたが、お金の清算が片付く
まで待ってもらうようにお願いする。
(2) 中学生・O君と初対面
支払いも済み、ロビー(??)に行くと、この日だけ参加の中学生・O君と父親が待っていた。O君は長野・
MTさんや私と同じく「希元素鉱物」が好きだと事前のメールにあった。O君は一見して聡明さがうかがえ、まるで
中学生時代の私を見ているようだった。(嘘で〜ス)
父親からは、「鉱物は解らないので、単なる付き添いです」との挨拶があった。
この日訪れる産地で2006年に採集した長石の結晶の裏側に付いている「苗木石(変種ジルコン)」をプレ
ゼントした。「苗木石」と言っただけで「ジルコンですね」、と返ってくる”筋の良さ”は相当なものだ。ストーブの
脇にあった薄切りの瑪瑙版を前に「ペグマタイトのこの部分で希元素鉱物が生成する」と説明すると「それは
結晶生成温度の影響でしょうか」、と質問をしてくるので、「その通りで、融点の高いジルコン、最後に低温
石英の水晶ができる」、と返す。
この辺りの知的なやり取りは、”老化”して、脳細胞が昔の何分の一かに死滅した私の頭脳に新鮮な刺激
を与えてくれる。
O君は「将来鉱物の世界に進みたいと思っている」、というので、皆さんに指導・教育をお願いしたい。
(3) 出発前のセレモニー
お姐さんが作ってくれた昼食を持って出発準備だ。午前8時に前庭に集合する。出発前に湯沼鉱泉の
前で、社長とお姐さんを囲んで記念写真を撮る。
千葉・Aさん、山梨・Sさん、兵庫のN夫妻兵庫・N夫妻と私の妻とは、ここでお別れだ。
(4) 「ペグマタイト鉱物」に挑戦だ!!”
車を連ねて出発だ。産地までは1時間以上のドライブだ。途中トイレ休憩を入れて9時過ぎに産地手前に
一度集合し、車を乗り合わせて産地に向かう。道の上には倒木、路肩には転石、そして雨でえぐれた路面
をひとつひとつクリアしながら林道を進む。下見の時、私はノンストップで走ったのだが、その3倍以上の時間を
かけて駐車スペースに到着した。
ここから沢沿いの踏み分け道を産地のガレ場に向かって進む。30分ほどで目的地の入口に到着した。ここは
崩落したペグマタイトの晶洞や、眞砂(マサ)が堆積している。下見の時に、10分足らずで「松茸水晶」や
「長石結晶」をいくつか採集できた場所だ。
荷物を置いて採集開始だ。しばらく音無しだったが、茨城・O弟が「松茸水晶があった!!」、と見せてくれ
たのはこの産地を代表する標本だった。
続いて東京・Hさんが採集したのは太くて少し煙水晶がかった、当地で『茶水晶』と呼ぶ、これまたこの産地
を代表する標本だった。
「掘ってもないなー」とぼやいていたO兄も「松茸水晶があった」、と見せてくれたのは軸が一本で頭が2つの
欲張り品だ。
やがてお昼時になり、湯沼のお姐さんが作ってくれたおにぎりをみんなでいただく。頭上の木の葉を叩く雨音が
し始め、とうとう雨が降り始めたようだ。でも、木々が覆いかぶさっているのでそれほど濡れることはなさそうだ。
お昼を食べて、次のポイント「ガレ場」に移動だ。O兄はこの場に残るというので必要なかったかも知れないが
ガレ場の入口に、「落石危険!!」の標識を掲示しておいた。われわれ一行の誰かが誤って蹴落とした岩が
急斜面を転がって万一人に当たれば大事故になり兼ねないからだ。
(必ずこのような標識を出しましょう。このような標識を見たら沢筋を離れ、尾根を歩いてください )
ガレ場を登っていくと、下見で目星をつけて埋め戻して置いたペグマタイト脈と「ガマ(晶洞)」が残っている
はずだ。(この間、目ざとい採集人が誰も入っていなければ、だが)
最初のペグマタイトの脈を若手の中学生と東京・Hさんに叩いてもらう。長石や石英は出てくるのだが、やがて
「長石帯」、「文象花崗岩(もんしょうかこうがん)」になっていき、晶洞はなさそうだ。
本命の「ガマ(晶洞)」にたどり着く。ここは絶壁の上にあり、立つと足が竦み(すくみ)そうだ。
場所が場所だけに、ガマ(晶洞)を開ける前に周囲の安全確保が重要だ。全員に協力してもらい処置を
終え、ガマがどのような形で発見できるのか、順番に体感していただいた。
ただ、皆さんの目には単なる「露頭」としか映らなかったようで、ここから水晶や長石の結晶が出て来るとは
信じられない面持ちだった。
遠路来ていただいたメンバーから順に見学・採集を体験してもらう。滋賀・Nさんによれば、「西の有名な
ペグマタイト産地のガマは”ある特徴”があり発見しやすいが、ここ(山梨県)のは難しい」とのことだ。
一通り体験していただき、最後を若手二人に片付けてもらう。
この間に私は次なるガマ(晶洞)を探す。そこから3、4メートル離れたところに新しいガマ(晶洞)を発見した。
最初のガマとは脈が違うようで、この辺りに点々とガマがあるうちの一つのようだ。
2018年の平昌オリンピックでは、女子カーリング選手たちの「もぐもぐタイム」が流行語になったが、ガマ開け
では、ドラーバーのような細い棒状やかぎ状のもので晶洞から水晶などを取り出すことを”ほじほじ”と呼んで
いる。千葉・Eさんが「ほじほじさせて」、とたってのお願いなのでしばらく楽しんでもらう。こちらは、赤茶色の
ガマ粘土が充満する本格的なガマだ。長野・MZさんが続き、あら方中身を取り出したところで、晶洞壁を
壊し「ゲス板に付いた長石・水晶」を回収する。
ガレ場を下るのは危険なので、尾根に回って下っていく。採集品を並べて、みんなで”ジャンケン”だ。
ガマ開けへの貢献度に関わらず勝った人から順番に欲しい標本を取っていく行く、いたって民主的(原始
的?)な分配方法だ。
1番くじはO兄、2番目は長野・MZさんで、順番に好きなものを取り、最後は”取り放題”だ。引き取り手が
ない小さな水晶を頂いた。よ〜く見ると一つは「松茸」、もう一つは「平板」で、このミネラル・ウオッチングの
良い思い出になった。
15時を過ぎ、降ったりやんだりしていた小雨が強くならないうちに撤収することにした。沢に沿ってアップダウンを
繰り返すと最後の急坂が待っている。昔皆さんを案内した「水晶峠」を思い起こさせる”行はヨイヨイ”の
産地なのだ。何回か休み休み駐車場に戻った。
これで一安心とはいかない。来るときの悪路を戻らなければならないのだ。雨が降って路面が濡れている
上に、上り坂になっている分、来る時よりも条件は悪くなっている。
O妹には私の車のすぐ後を、『轍(わだち)を踏んで走るように』と茨城・K兄から指導があった。そのお蔭か学習
効果もあり来る時よりも順調だったが、来るときに路面をカッチャで崩して埋め土したところが雨でぬかるみ
”スタック”してしまい、車を降りた人に押してもらい脱出する光景も何度か見られた。
(5) また会う日まで
いつも、お天気には悩まされることが多いミネラル・ウオッチングにしては、初日は快晴、2日目もマズマズの
天気だった。
「ガマ開け」のハードルは高かったが、それでも何人かは素晴らしい標本を採集し、全員がこの産地らしい
標本を手にできたはずだ。
初参加の中学生・O君は、「初めてのガマ開けで勉強になった」、と感想を述べてくれた。父親は「疲れまし
た」、とわれわれと同じ感想だった。
再会を約束して、皆さんとお別れした。
私達も山に入るのだが、『大人の時間』でも話し合ったように、もう一度『安全第一』を最優先にして行動
することにした。
その観点からは、個人個人の安全意識が一番重要なのだが、『単独行』よりは、『グループ行』のほうが事故
に遭う確率は低くなると思われるし、万一事故に遭っても対処できやすいはずだ。
良き『石友』と共に、ミネラル・ウオッチングを楽しめればと思っている。某NHKの放送に反映されるか否かは
わからないが、収録の時に述べた、” Mineralhunter "ではなく、” MIneralhunters ” でありたいと思う。
5.2 ミネラル・ウオッチングの面白さ
ミネラル・ウオッチングで大勢で訪れると思いがけない発見をすることがある。それは、「あの場所は採れない」
という先入観念がある私だったらまず探さないようなところを探す人がいるから、思いがけない良品や珍しい
鉱物を発見することがある。
今回の参加した滋賀・Yさんから、2015年10月のミネラル・ウオッチングの時に採集した「日本式双晶」の
画像データを送っていただいた。
・ 2015年 秋のミネラル・ウオッチング
( Mineral Watching Tour , Fall 2015 , Nagano Pref. )
この時は、甲武信鉱山の「松茸水晶ズリ」を訪れた。ここでは、以前兵庫・N夫人が日本式双晶の片割れ
を採集していたので、あるだろうと思われていたが、完形品は誰も採集していなかった。
この下見で完形品を発見し、皆さんを案内した次第だった。
5.3 下見の効果
みなさんを案内するフィールドを求めて何か所か下見して回った。これは、@ ある程度の成果をギャランティ
(保証)するのと A安全面でのチェック が主たる目的だ。
訪れたのは、初めての場所もあれば、何年か前に行ったことのある産地もあった。
とあるガレ場で黒っぽい”つぶつぶ”の鉱物がついたペグマタイト塊を拾った。手に持つと”ズシリ”と重いから
「鉄ばん柘榴石」かなとも思ったがルーペで見ると光沢や結晶形が違う。どうやら「錫石」のようだ。
(滋賀・Nさん、「錫石」が採れるところから沢の名前が付いたのかも??)
山梨県の「鈴庫鉱山」での産出は報告されているようだが、ここでの産出は初めてになるはずだ。下見には、
このような効果もあるのだ。
5.4 『五無齋生誕150周年』
長野・MZさんが、「今年は五無齋生誕150周年なので、故郷の北佐久郡立科町ではいろいろなイベントを
やっていて、今日6月9日が最終日で、買ってきたこれを差し上げます」、といって五無齋の横顔のイラストが
入ったシート・ホルダーを下さった。
私が「五無齋」の信奉者であることを覚えていてくれた、心づかいがありがたい。
2018年は、明治維新150周年だから、明治元年6月8日生まれの五無齋こと保科百助が誕生して150年に
当たる。すっかり失念していた。地元の「五無齋保科百助研究会」が中心になり、記念のイベントを開催した
ようだ。
これから開催されるイベントがあれば参加してみたいので、研究会の主催者に連絡してみようと思う。