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2015年月遅れGWミネラル・ウオッチング
( Mineral Watching Tour , Jun. 2015 , Nagano Pref. )
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2015年月遅れGWミネラル・ウオッチング 【その2】
( Mineral Watching Tour - Part 2 -, Jun. 2015 , Nagano Pref. )
これに参加した京都・Tさんが、友人3人を連れて湯沼鉱泉に泊まって、山梨県と長野県の水晶
産地を巡ると知らせてくれたので、都合がついた初日だけご一緒させていただいた。
集合時間の1時間前に行くと、すでにTさん一行の車が止まっていた。皆さんTさんと同じ年代で、
私よりも半周位若いようだ。挨拶もそこそこに林道を進み、駐車スペースで車を停める。
道なき道を進むこと1時間あまり、白い水晶片が点々と見えてくる。ここには、産地AとBがあり、今
回はAで採集する予定だった。Tさんから、「こんなに遠かったですかネ」と聞かれて、Aを通り過ぎて
いることに気付いた。快調に飛ばしすぎて、どうやらAの入口を見過ごしてしまったようだ。
そこから30分ほどで産地Bに到着した。ここを案内するのはおよそ10年ぶりだ。皆さん思い思いの
場所に散らばって採集開始だ。山梨県の水晶産地は、稼行当時女性や子供も水晶を拾ったせ
いかこれはという標本がズリに落ちていることは少ないので、皆さん苦戦気味だ。やがて、Tさんが、
「こんなんがありました」と見せてくれたのは、この産地特有の水晶だった。その周辺を探すと、”ポツ”
”ポツ”だが持ち帰れそうな標本がでてくる。
2時間近くやって、そこそこの標本が得られたので、産地Aに向かうことになった。急な崖は登るより
下る方が怖いのだが、皆さんの中にはTさんはじめ、岩登りの経験者がいてコースどりは私よりはるか
に確かだ。
産地Aに着いて、まずはMH農園のスイカを沢水に漬けて冷やす。以前女性向けに探査しておいた
「乙女鉱山」で採集してみるが出てこない。どうやら、Ms.Tさんと妻とで採り尽くしてしまったようだ。
男性向けの「坑口ズリ」に案内して、仕切り直しだ。ここでも、”ポツ”、”ポツ”と良晶が出て、気が
付けば3時を回っていた。
スイカを切り分けて食べて下山だ。17時前に駐車場に戻って、皆さんとお別れした。
今回のミネラル・ウオッチングは『水晶に始まり、水晶に終わる』1日間だった。採集した標本の
ほとんどは、湯沼鉱泉「水晶洞」の出口に撒(ま)いて、こどもたちから大人までへの”サプライズ”に
提供することになりそうだ。
それでも、『一品満足』と言える標本もあり、同行していただいた石友に感謝している。
( 2015年7月 開催 )
大きな声を出しても動かないので、よくよく見たら木の切り株だったが、この地域にはクマが出没す
るとの情報があるので単独行は避け、何人かで訪れるのが良いだろう。
さて、連日の暑さと雨不足でMH農園の一部の野菜は青息吐息だ。トマトはもともと乾燥した
気候があっているせいか甘味が増しておいしいのだが、トウモロコシやナス、キュウリは水がないと
実が萎(しな)びてしまうので、水やりが欠かせない。
先日、骨董市で銭の表裏に放射状の筋が入った変わった「寛永通宝」を発見して購入した。
調べてみると「雨乞い銭」と呼ぶものだ。放射状の筋は唐傘(からかさ:コウモリ)の骨を示し、
江戸時代、日照りに困った農民が、”唐傘が必要なくらい雨が降って欲しい”と神様にお願い
したときに奉納したお金だ。
このまま、暑くて雨が降らない日が続くと、「雨乞い」でもしたくなる心境だ。