GW2日間の採集の疲れが出て、早めにZ z z z z・・・・・・
(2)山鳥沢の自然金 -Goldhunters-に変身!!
パンニング皿、フルイを持って、河原に下りる。快晴で自然金探しには絶好の天気
私のHPにある”1回で2度楽しい”採集方法を皆さんに伝授する。フルイに残った石から
自然金を含んでいそうなものを袋に入れる。パンニング皿に残った細かい土砂をパンニングし
「山金」の分離結晶採集
皆さん、Goldhunters に変身です。やがて、Kさんが、肉眼でも金色まぶしい自然金付き
含柘榴石石英塊を採集した。
【山鳥沢の自然金後日談】
@Kさんは、自宅に持帰った石英塊をジックリ見て、10ケ以上の母岩付き自然金を発見した
とのメールを頂いた。
ANさんには、自然金の付いた石英塊、そうでないないもの4つを試験問題として
お送りしてあった。それに正解してから、持ち帰った石英塊を調べていただこうとの
目論見であった。その結果、Kさんと同じく、10ケ以上発見したとの嬉しいメールを
寄せていただいた。
(3)古典的産地・大黒には何もなし
後ろ髪を引かれる思いで、古典的産地・大黒河原に向かう。
今回は、大黒坑の下流側で採集するが、”金ッ気”ものしかなく、真っ黒いマンガン系の
石は、殆んどない。辛うじて、Nさんの奥さんが、自然硫黄のついた標本を採集し、
皆んなで、そのおこぼれに与った。
(4)石灰沢のベスブ石
大黒で昼食をとった後、石灰沢に向かう。大黒坑近くの路上に見慣れた車が止まっている。
ナンバーは、「豊□ △ ○○-○○」、愛知の石友・Hさんのだ!!この近くにいるはずと
大声で名前を呼ぶと、対岸の沢から返事がし、やがて姿を現わした。「輝安鉱」を探して
いた、とのこと。
しばし、歓談の後、われわれ一行は、秩父鉱山(現ニッチツ)の中心部を抜け石灰沢に
向かう。
石灰沢では、ベスブ石、灰礬柘榴石、霰石、珪灰石などの標本を全員採集。
このころになると、空は抜けるような青空となり、記念写真を撮る。
(5)渦の沢の燐灰石
この日最後の採集地となる、渦の沢(ベットノ沢)に向かう。既に私のHPには、”絶産”
あるいは”採集困難”と何回か書いているが、運の強いNさんの奥さんが行けば、何か
変わるのではないか、との密かな期待を抱いていた。
思い思いの場所で、ズリ石を叩きはじめる。私は、新鮮な方解石に囲まれた磁鉄鉱の
良晶を採集し、ついに燐灰石の佳品を採集した。
すると、Nさんの奥さんが、大きな岩を割れずに苦戦している雰囲気。駆けつけて見ると
乾電池に比肩できる燐灰石の結晶が姿を現わしている。劈開が強く、完全な形での採集は
無理と思ったが、できるだけ採集しようと、1.8kgハンマを叩く。何とか、その周辺の標本を
残らず採集し終えたころ、あたりはすっかり薄暗くなり始めていた。
(6)山梨のお土産お持ち帰りください
再び雁坂トンネルを抜け、山梨県に戻る。途端に、雨が今にも降りそうな雲行き。
愛知・Kさん親子と塩山市の入口でお別れし、甲府市の我が家に向かう。その途中
「地場産業センター」(最近、洒落た名前に変身しましたが、覚え切れていません)に
立ち寄り、Nさんご夫妻にお持帰りいただく巨大な水晶を見ていただく。大きなものは
1本が重さ1トンを越えるとあり、記念写真だけ、持って帰って頂いた。
(2)”晴れ男”も運のつき
翌日、目を覚ますと、厚い雲で今にも泣き出しそうな空模様。家を出る頃には
ポツポツ降ったり止んだり。Bなら、坑道の中もあるので、雨の影響は少ないと考え
Bのコースを案内させていただくことにする。
我が家の裏山を登ると、そこは昇仙峡の入口。昇仙峡「覚円坊」をバックに記念写真。
(3)向山鉱山「出穴坑」採集
向山鉱山の「出穴坑」は、江戸時代から昭和20年頃迄、断続的ながら堀継がれた巨大な
坑道で、ここに案内する。
しかし、数面の結晶面が見える大きな水晶はあるが、頭付きの水晶は極めて少ない。
本格的な坑道採集は、初めてと思われるNさんご夫妻にとって、居心地が必ずしも良くない
ようなので、早々に引き上げる。
(4)黒平で”お初釜”?
その後、黒平に向かい、車から一番近い「竜の平」のガレ場に行く。ここで、ご夫妻は
自力で、”晶洞(ガマ)”を開ける。これは、”お初釜”とは言いません。
(5)増富鉱山でお別れ
この後、「木賊(とくさ)峠」を越え、増富鉱山に行き、昔の貯鉱場跡で
「銅藍(コベリン)」のカケラを採集する。
ここで、4日間ご一緒したNさんご夫妻とお別れした。