(2)【洞戸鉱山・梅保木坑】
入口の建材店に断り、沢の直下まで車を乗り入れる。いくつもの倒木の間を乗り越え
くぐって、障害物競走(古い!!。若い人たちは、フィールドアスレチックと呼んでいた)
難行苦行の末、ズリに到着。
ここでは、沢の水でフルイ掛けする筈だったが、沢の水が全くない!!
仕方なく、表面採集する愛知勢、ズリを掘ったり、石を割ったりする関東勢。
明暗の分かれ目は、ここにあったようです。
Kさんが、最大両翼2cmを筆頭に日本式双晶3つ、Hさんが、日本式双晶が数十ついた
群晶と単晶1つと、愛知県勢が絶好調でした。
Kさんは、いつも出し抜かれている息子のS君(この日は不参加)に、ようやく親父の
沽券を示せたようで、至って満足そうでした。関東勢は、F君が珪灰鉄鉱を採集したに
止まり、完敗でした。
しかし、これで、終わらないのが、Mineralhunters の真骨頂。自宅に持ち帰った
群晶の中に、8月の採集会で、奈良県のAさんの息子・T君が採集した日本式3連双晶
(0°タイプ)と同じものがあるではないか。Hさんの群晶にあったと同じ”山(逆V)形"も
ある。
(3)【洞戸鉱山・杢助坑】
『透輝石は、絶産寸前です』
まず坑内に入ると、水が殆どなく、竪坑部分に残っているだけ。2003年7月に良品が
採れた当たりを中心に、先ずは表面採集。千葉のK君はピンセットを使って採集する程
でしたが、1cmが限界で、図鑑にある6cmなど夢のまた夢状態です。
それでも、全員頭付き分離結晶と母岩付を採集できました。
私は、柳の下の2匹目の泥鰌「コバルト華」を狙ったが、甘かった。
(4)【矢坪鉱山】
美濃市街に向かう途中、含亜鉛満バンザクロ石をもとめ、矢坪鉱山に立ち寄る。
広いズリで、思い思いの場所で、含亜鉛満バンザクロ石、方鉛鉱、閃亜鉛鉱などを採集。
今回、初めて坑道が残っているのに気が付いた。
(5)【一路、今夜の宿へ】
このあと、Kさん、Hさんと別れて多治見市内の旅人宿・清樂に向かう。ここは、夕食付で
4500円と”価格破壊”状態で、まずまずの宿でした。
ここで、埼玉のAさん親子に合流。Aさんたちは、蛭川村周辺を探索したが松茸山のテープが
あり、本格的な採集ができず、中津川鉱物博物館見学が最大の収穫だったようです。
朝の2時、3時に起きてきたのと、Hさん差し入れの新城地酒・空の心地よい酔いも
手伝って、9時過ぎに、バタンQでした。Z z z ・・・・・
(2)【久田野採石】
案内人のYさんの車を先頭に、8台の車を連ねて、最初の産地「久田野」に向かう。
採石場の入口で断り、露頭近くまで行く。その規模の大きさに、圧倒される。
ここぞと狙った場所で採集するが、Hさん、Yさんの下見情報にもあったように
かつて1cmを越える「満バンザクロ石」を産した岩体は採掘され尽くされていた。
これが、現役の採石場の悲しいところ。(この逆に、行ったらドサッとある例は
少ないようです。)
それでも、塊状や小さな「満バンザクロ石」結晶や鉄電気石は全員採集できた。
(3)【白鳥山】
中宇利鉱山を右手に見て、棚山オパール産地を正面に、そして津具鉱山を左に見て
立ち寄りたいという衝動をぐっとこらえて、白鳥山に到着。
神社裏から、採集しながら、先行した金子さん相澤さん親子の待つ、頂上付近の岸壁に
向かう。途中の転石のあちこちに晶洞が見られ、F君は、4cmを越えるものを採集。
埼玉のAさんの息子・Sさんが、大きな晶洞を空け、子ども達はじめ皆さんがその余慶に
あずかった。最大6cmの頭付きを筆頭に多数あったようです。
このほか、兵庫のNさんご夫妻が、母岩付。静岡のYさんが、自己最大記録をクリアする
5cmクラス2本。そして、”集合5分前”に千葉のYさんが4cmクラス逆松茸を採集し
『伝説』は蘇った。
(4)いざ、帰りなん
楽しかった採集会も終わりを迎え、静岡・兵庫グループとは白鳥神社前で、愛知グループ
とは根羽村でお別れし、一路甲府ICに向かう。
途中ノンストップで、19:09に到着。所要時間2時間10分と最短記録更新。
白鳥山の方が、山梨県内の乙女鉱山より”近い”??!!