これらの局の印影は、実物はおろか、文献などでも見たこともなければ、その存在
を聞いたこともない。しかも、東京中央郵便局なら、A欄とD欄に「東京中央」が入る
ことに なり、あり得ないと思うからだ。
これに対して、「東京中央のような規則が厳しい局の通話券が外部に流出すること
がないから、世に知られていないだけだ」、という人もいる。
それから半年近くの間に、郵趣会会員の協力やネット・オークションの活用で、
臨時電話所印を何局か追加で収集できた。2017年6月、震災切手を貼った通話券が
オークションに出品され、“清水の舞台から飛び降りる”つもりで入札・落札した。
これによって、疑問だった点が解明され、”論より証拠”、だと改めて認識した。
( 2017年7月 作成 )