産地を訪れると一部に雪が残っているものの、ズリは凍っていなかった。しかし、「2005年
GW採集会のフォローアップ」で報告した通り、”プロ”の手口で徹底的に採集され尽くした
感があり、ズリは何回もシャッフルされた状態で、どこを探せば良いか全く見当もつかない。
今までの記憶を辿り、点々と雪が残る箇所を避け、ここぞと思う場所で採集したところ、産状
が良く判る「母岩付き」と「5cmの単晶」などいつかの標本を採集できた。
もう採れないとされる鉛沢ですが、『 もう は 未だなり、未だ は もうなり 』 の古い諺を
再び思い返しています。
( 2006年4月採集)
(2) 長野県湯沼鉱泉周辺では、4月10日ごろにも、雪が降るなど、今年の春の訪れは
例年より1ケ月前後遅い。恒例となっている「GWのミネラルウオッチング」は
約1ケ月おそい、「月遅れGWミネラルウオッチング」として開催したいと、考えて
いる。
皆さんと、お会いできるのを楽しみにしています。