「池袋 鉱物化石市場」は今年で第4回と歴史も浅く、規模も小さいせいか、一般にはあまり知られて
いないようだ。2006年、単身赴任先に戻る途中に立ち寄り、数点購入した。それらの中には、「島根
県松代鉱山の球状霰石」など、桜井博士の「日本の鉱物50種」に載っている”貴重品”も
あった。
2008年も古い国産鉱物を求めて単身赴任先の千葉県から山梨県の自宅に帰る途中に訪れ、「岡山県
矢掛産魚眼石」と「新潟県小杉の灰十字沸石」を購入した。
今回もあまり期待しないで訪れただけに、久々の”現金採集”の成果に大満足だった。
”店番”のKさんにも久しぶりにお会いし、お互いの元気な姿を確かめあっただけでもありがたいことだ。
Kさんが、『デパート価格なので・・・・』、と申し訳なさそうに話されたのにはこちらが恐縮してしまった。
山梨の自宅で「岡山の地学」を紐解くと、「岡山県矢掛産魚眼石」が載っており、名前も知らなければ
当然標本を見たことがないフィールドが多いのには愕然とした。
( 2008年8月現金採集 )
鉱 物 名 (英語名) | 産 地 | 組成 | 説 明 | 写 真 | 備 考 | ソーダ魚眼石 (APOPHYRITE) | 岡山県 矢掛町 内田 |
NaCa4Si8O20F・8H2O |
透明自形結晶が 群晶をなす 「岡山の地学」に 記載されている 関西では有名な 産地らしいが、標本を 見るのは初めて |
全体
| 6,000円 | 灰十字沸石 (PHILLIPSITE-Ca) | 新潟県 柏崎市 小杉 |
(Ca0.5,Ba0.5,K,Na)4_7 Al4_7Si12_9O32 ・12H2O |
有名産地の標本 石友への贈呈用に 購入したのだが 皆さんお持ちのようで・・・・・ | 1,000円 |