3.1 3階展示室
3階の鉱物展示室を駆け足で見せていただいた。
(1)都道府県別のキャビネットの「山梨県産鉱物」
山梨県産の鉱物が収納されたロッカーが、3段あり、「金峰山(水晶峠?)日本式双晶」
などの”定番”から、私が文献でしか知らない「益富鉱山のコルヌビア石」などまで
バラエティ豊かに取り揃えてあります。
(2)澤田コレクション
これが、常設展示されているのか、聞き漏らしてしまいましたが、澤田さんが
「日本鉱物誌」に因む標本を採集したもので、博物館級(最近、乱用気味)の
逸品(の一部?)を展示しています。
a)乙女鉱山のライン鉱
b)眉山のルチル
c)倉沢鉱山の車骨鉱
など、垂涎ものの標本が、約20点、展示してあります。
3.2 鉱物・文献の販売
1階や3階では、鉱物・文献の販売をしていますので、せっかくの機会なので、10点ほど
購入しました。
(1)文献
@岡本 真琴・工藤 智巳「白いヒスイ谷への招待」
A益富 寿之助「石薬編 新注の言葉 -四百年前の中国鉱物学の展望-」
100円で購入したAは、”掘り出し物”だと思っています。
(2)鉱物標本
過去に訪れ、採集できなかった無念の標本、これから訪れる予定の産地のサンプルを
100円〜1200円で購入した。
このHPの愛読者や石友の皆さんには、”あれだな!”とお分かりのことと思います。
弘法師鉱山の輝安鉱 辻が瀬鉱山の青鉛鉱 夏梅鉱山の紅砒ニッケル鉱
丹生鉱山の鶏冠石 和束の燐灰石 人喰谷の月長石
丹沢のベスブ石 洞戸鉱山の異極鉱 五斗蒔の藍鉄鉱
三ノ岳硫テルル蒼鉛鉱
4.おわりに
(1)久しぶりに訪れ、鉱物標本や文献などを購入したり、刺激的なコレクションを
拝見することができ、短時間ではあったが、有意義なひと時であった。
(2)10月には、「石・ふしぎ展」が開催されると知ったが、もう少し近ければ
と残念です。
5.参考文献
1)益富地学会館監修:日本の鉱物,成美堂出版,1997年