紀元前5000年以前 ヒスイ大珠の始まり
紀元前4000年頃 ヒスイ技術完成
古墳時代 勾玉などに加工
飛鳥時代 姿を消す
昭和13年 姫川のヒスイ産地再発見
(3)ヒスイ文化の広がり
ヒスイ文化は、ヒスイ原石の採集できる新潟県の糸魚川から富山県にかけてを中心に
関東・甲信越から東北地方にかけて広がっています。1998年には北海道千歳市の
キウス4遺跡から、勾玉を初めとする20点余りのヒスイ製品が発見されており
ヒスイ文化が津軽海峡を越えて北海道にまで及んでいたことが分かります。
関東甲信越では、縄文人が歩いた足跡のように、ヒスイ出土遺跡が分布しています。
青森県で発見される量が他の東北5県に比べて多いのは、糸魚川付近から大きな材木を
海に流すと青森県に漂着するそうで、海上交流ルートがあったようです。