川端下産水晶
左:両錐 右:群晶
また、インクルージョン(内包物)として、緑泥石を含むものなどもある。
平板水晶も多く、10年ほど前に日本式双晶をズリで採集したこともある。
(2)水晶以外の鉱物
日下さんの本にもあるように、氷州石(アイスランドスパー)と呼べる複屈折を示す
透明度の高い方解石や一抱えもある方解石の巨晶、灰鉄ザクロ石、柱石なども
採集できます。
これらについては、別な機会に紹介したいと思います。
5.おわりに
(1)川端下の水晶は、同行した木曾のIさんの言葉を借りると『 同じ川上村に
ありながら甲武信とも小川山とも違う、無骨で魅力的な形の水晶 』です。
(2)川端下の集落では、砂金採集をしていたとの情報もあり、来春にでも
パンニングにも挑戦してみたいと考えています。
(3)川端下は、ズリや坑道が広い範囲に散らばっており、面白い鉱物が採集でき
次回採集会の候補の1つに考えています。
6.参考文献
1)日下英明:鉱物採集フィールドガイド,草思社,1988年
2)篠原方泰編:水晶宝飾史,甲府商工会議所,昭和43年