@ 白銀色の自然銀(?)と共生
白銀色の自然銀かと思われる鉱物と共生するものや、全体が白銀色のものもある。
針先で突付いても変形しないので、自然銀ではなさそうで、ここは、蛇紋岩地帯なので
”白金”ではないかとも考えたが不明である。
A石英を噛む
採集した標本の30%近くは、白色〜半透明の石英の微粒を噛み(内包し)、産出
場所から余り下流に流されていないことをうかがわせ、「橋立金山」と同じ鉱床が起源と
推定される。
B結晶成長面が明らか
結晶面に”条線”が現われ、成長面が明らかなものも見られる。
(1)ストロンチオ斜方ジョアキン石などを観察するため過去に何回か「金山谷」を訪れたことが
あった。その時は、何故この谷を”金山谷”と呼ぶのか深く考えたこともなかった。今回、金山谷の
上流にある「橋立金山跡」を訪ね小さいながら”山金”をそしてここで砂金を採集できその由来が
納得できた。
(2)ここは、産地横付に近く、あまり危険でもないため、子供たちでも採集を楽しむことが
できそうです。
( ただし、雨が降ると激流になることや上流にある発電所からの急な放水などの
危険が隠れていることは承知しておいたほうが良いでしょう )