標識は、文字が所々薄れている上に、3分割され、読み難いこと甚だしいが、デジカメ写真を
合成してみると、大略次のような内容が書いてある。
(□は、皆さんで埋めて見てください。)
『神奈川県指定天然記念物
丹沢の白石沢、ザレの沢一帯はおもに
西丹沢の菫青石及□□□及大理石
昭和50年□月7日指定
□□□足柄上郡□□□川尻□7の2の内
所有者 神奈川県□生保□□林
面積 915,312平方メートル
凝灰岩から変わった各種のホルンフェルス
□□石灰岩起源の大理石がみいだされ、丹
□□代表的接触変成帯である。□□□□菫
青石やベスブ石などの珍しい変成鉱物を産す
□ことで古くから知られている。
菫青石岩をみることができる。□石の名で
しられている。丹沢産の含菫青石岩は
□□石が直閃石又は黒雲母と共□することで
極めて特異なものといえよう。大理石は
□□□は唯一のもので、4つの層準にわたっ
□5枚認められる。主として方解石の□
□からなる白色のものと、これに□□石、カ
ミントン角閃石、普通□石などを混じえた
□色のものに区別される。ベスブ石は、こ
□大理石のうち白石の滝付近の白色大理
石中にスカルン鉱物として産するもので
□□石、モンチチェリ石その他共産する
□□的稀な鉱物である上に赤褐色半透明の
結晶として産出することで保存の価値は□□
□□のと考えられる。これらの岩石、鉱物
□□□白石沢、ザレの沢一帯の地域を□□
□□として指定した。
昭和51年1月31日
神奈川県教育委員会
やがて、道は踏み分け道程度の登山道となる。「白石峠」の表示に従って、白石沢を
右に左に何回も木橋を渡り、やがて九十九折れの登り道となる。
その登り口で、沢から離れるが、その沢が白石沢の支流のザレの沢である。砂防ダムの脇を
通り、10分も上流に向かうと、左から勢い良く流れ込んでいるのが走水(やりみず)沢
である。
ここを、50mも遡ると、右側からチョロチョロと合流している沢が「鉱物採集フィールド
ガイド」にある、「キンセイ沢」である。
(2)緑簾石【Epidote:Ca2(Al,Fe)3(SiO4)3(OH)】
ザレの沢で目につく鉱物は、淡緑色の緑簾石です。母岩の晶洞の中に短柱状・透明結晶が
見られることがる。