ゴールドマイン高玉

ゴールドマイン高玉

1.初めに

「青木葉坑」を中心とする「高玉鉱山」の跡地が観光坑道「ゴールドマイン高玉」
として見学できますので、高玉鉱山の採集の帰りに立ち寄ってみました。
鉱山のトロッコに乗って坑道奥深くに進むと、採掘坑道や銀黒の鉱脈などを間近に
見ることができ、稼行当時の息遣いが聞こえてくるような錯覚を覚えます。
併設してある資料館では、高玉鉱山の鉱石や採掘道具などが展示してあり、
売店では高玉鉱山にちなむ書籍や絵葉書などを売っています。
入場料大人900円
(2001年11月訪問)

2.場所

磐越道磐梯熱海ICでおり、郡山方面に戻り、磐越道の下を潜り抜けると
ゴールドマイン高玉の駐車場があります。
ゴールドマイン高玉入口

3.ゴールドマイン高玉

ゴールドマイン高玉は、青木葉坑をそのまま保存する形で、観光坑道に
なっています。トロッコに乗って着いたところが、坑内事務所跡です。
ここには、大縦坑の跡や「銀黒」の鉱脈が見られます。

左:高玉銀黒脈        右:大縦坑
また、鉱脈を追いかける形でシーリングゲージ法で採掘した跡が見られます。
シーリングゲージ採掘跡

4.おわりに

(1)坑道の入口には、土井晩翠作詞による「高玉鉱山歌」が掲示して
あります。
歌詞のあちこちにある”東洋一”や”世界”に、ここで働いた鉱山(やま)の
人々の心意気を感じます。
1.日本の東北
       奥の空に
  金鉱覇王の我等の山ぞ
  産業世界に先がけ進め
  東洋一こそ我等の理想
2.共存共栄
       我等の主義と
  守りて金山親しみ励む
  高玉鉱山世界の宝
  東洋一こそ我等の理想
(2)高玉鉱業所が平成7年に発行した「鉱山(やま)の思い出」(1500円)を
読むと鉱山の最盛期には、100名を越す人たちが働いていたことが分かります。
inserted by FC2 system