山梨宝石博物館の鉱物

山梨宝石博物館の鉱物

1.初めに

山梨県甲府市は「宝石の街」と謳っているだけに、宝石にちなむ博物館や
モニュメントなどが、街のあちこちに見られます。
博物館の1つに「宝石博物館」があります。
1階には、1トンを越す巨大な水晶や宝石の原石と研磨製品を並べて展示している。
2階には、山梨の代表的な鉱物である「水晶」の産地のパネルや乙女鉱山産の
日本式双晶標本の展示をはじめ、都道府県の代表的な鉱物が展示してある。
併設する宝石即売場には、研磨した宝飾品だけでなく、水晶の単晶や群晶なども
販売しており、山梨周辺での採集の帰りにでも立寄ることをお奨めします。
(2001年10月訪問)

2.場所

JR甲府駅から西に徒歩約5分の位置にあり、駐車場もありますので、
電車でも車でもアプローチは便利です。
山梨宝石博物館

3.1階展示

1階には、1270kgの巨大なブラジル産水晶やダイアモンドやエメラルドなどの
宝石の原石と研磨製品500種3000点を並べて展示している。

左:巨大水晶   右:エメラルド原石
また、1階の出口には、芸術品と呼べるような、瑪瑙などの加工品を展示しています。

メノウ加工品

4.2階展示

2階には、山梨の代表的な鉱物である「水晶」の産地のパネルや乙女鉱山産の
日本式双晶標本の展示をはじめ、都道府県の代表的な鉱物が展示してある。
山梨県には、名も知らないいかに多くの水晶鉱山があったか改めて知るとともに、
それぞれの鉱山で産出する水晶の特徴(煙、ススキ入り、草入りなど)の違いに
驚かされます。
しかし、なんと言っても圧巻は、乙女鉱山産の日本式双晶です。大きさは20cm
ほどでやや均衡を欠いた結晶ですが、透明で、傷一つ無い姿は見飽きません。

左:水晶産地の地図   右:乙女鉱山産日本式双晶
都道府県の代表的な鉱物展示は、自分の住んでいる都道府県の鉱物を確認する
良い機会です。

5.おわりに 

(1)遠くから石友が来るたびに、ここを案内しています。採集のついでに
立ち寄って見られると良いでしょう。
(2)併設する宝石即売場には、水晶の単晶や群晶などを販売していますが、値段の
”ゼロ”が1つ多い気がして購入しません(できません?)でした。
せめて、絵葉書でもと、問い合わせたのですが、売っていませんでした。
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