2015年は、1月11日(日曜日)13:30から開催され、甲府から参加した。午前中、新宿の切手店を訪れ
た。
『古希記念 南極ミネラル・ウオッチング』で立ち寄るアメリカ、アルゼンチン、そして英領南極から孫娘や
親しい友人に絵葉書でも送ろうと思い、それぞれの国の「南極」や「氷(雪)などの鉱物結晶」を描く切手を
買い求めた。昼食を済ませて、会場に到着いたのは開会15分前だった。
平成16年から皆勤だったが、昨年はのっぴならない用事ができて参加できなかった。1年参加しないと
「浦島太郎」状態で、いつもの場所に行くと誰もいない。あわてて受付に戻ると別な場所を教えてくれた。
着いたときにはオークションの入札は終わっていた。
( 係りの人が「これから入札しても良いですよ」、と言ってくれたが、欲しいものもなく入札しなかった )
会が始まると、会長挨拶もなく、いきなりバザーで、オークションの落札者が発表され、新入会員の紹介
などもないままお開きになり、1年参加しない間に会の雰囲気や性格が変わってしまったようだ。
( 何となく変化は感じていたのだが、1年、間を空けたことによって際立って感じたのかも知れない )
石友・Tさんと駅前の喫茶店でお茶を飲みながら近況を語り合い、南極探検の無事を祈っていただき、
お別れした。
( 2015年1月 参加 )
(1) 提供品
最近は小学生から社会人までの案内が主になり、自分のためのミネラル・ウオッチングに行く回数
も少なくなり、お出しするほどの標本量がなくパス。
(2) 購入品
バザーが始まる前の5分ほどで大雑把にバザー品を見て回ると、”コレは欲しい!!”、と思う標本
が少ない。
強いて欲しいものといえば、文献や資料類だ。
私のグループは、”予想通り(?)”最後のグループになり、最後→先頭グループに折り返すので
2ケ選べ、「鉱物科学研究所編 水晶のブックレット 1990年」と「全国の鉱物・鉱山関係展示施設の
パンフレット類」をそれぞれ200円と100円で購入した。
3巡目に、「釜石鉱山佐比内鉱床の斧石」、「信濃境の母岩付き普通角閃石」、「佐渡金山の金鉱
石」、そして「菱刈金山の金鉱石」を、それぞれ半額の50円で購入した。
No | 鉱 物 名 | 産 地 | 価 格 (円) | 標 本 写 真 | 備 考 | @ | 斧石 | 釜石鉱山 佐比内鉱床 | 50円 |
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某市の骨董市で、 「佐比内露天掘」絵葉書 を入手していた。 |
A | 角閃石 (母岩付き) | 長野県 富士見境 | 50円 |
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探している石友は 多い。 |
B | 金鉱石 | 鹿児島県 菱刈金山 | 50円 |
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銀黒脈に微細な 自然金粒 |
C | 金鉱石 | 新潟県 佐渡金山 | 50円 |
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銀黒脈に自然金の 粒が見える。 |
@の「斧石」は、ラベルにあった「釜石鉱山佐比内鉱床」に惹かれて購入した。年の初めに某市で開催さ
れた骨董市で「釜石鑛山大橋採鑛佐比内露天掘」のキャプションがついた絵葉書を入手していたのを思い
出したからだ。
また、2013年のバザーで「神奈川県谷峨(やが)の普通輝石」を購入したと記した。谷峨は、櫻井・加藤
先生の「鉱物採集の旅・関東地方とその周辺」にある古典的産地だ。40年以上も前の1972年に発行され
たこの本に、『・・・・岩脈は幅が狭く、・・・・・・輝石を産する部分はやがてとりつくされてしまいましょう。』、
あるくらいで、このポイントは絶産になったと聞いた。
骨董市の帰りに谷峨駅の近くを通ったので、産地近くの写真を撮ってきた。
2.2 オークション
標本の中から価値が高いと役員が判断したものを選び出し、オークション品として並べてあった。実体
顕微鏡があったが、倍率、性能とも今持っているものと同等なので入札しなかった。
13,000円で千葉の石友・Sさんが落札した。
管理職になり忙しい長男は奥さんの実家に行くので元旦の午後には帰って行った。妻が、「Rちゃん
は、小さな白い丸い石を拾って、大事そうに持っていたわよ」、と教えてくれた。誰に似たのか、横浜の
孫娘も、カードや石の収集が好きらしい。
一足おそく帰省した千葉の3男一家は、ゆっくり逗留し、3日に帰っていった。千葉の孫娘は、小さいと
きは何事にも「ジージ、ジージ」と蝉のようで、トイレまでつき合わされるのが常だった。幼稚園に通うよ
うになった最近では、恥しさを覚えたようだが、近くの温泉には一緒に入ってくれた。
こうして2人の孫が来ると、ミネラル・ウオッチングよりも疲れるジージとバーバであった。
3.2 最近の「湯沼鉱泉」
例年暮れにお世話になったご挨拶に湯沼鉱泉に行くのだが、年末はバタバタしていて行けなかった。
孫娘たちが帰って疲れも癒えたので年始のご挨拶に伺った。社長は犬の散歩で出かけていたが、お
姐さんが呼び戻してくれた。
2014年2月の大雪で浴場が崩壊し、昨シーズンは女湯1つを時間を区切って営業していたのはご承
知の通りだ。
年末、保険金が下りることが決まり、男湯も復旧できそうだと喜んでいた。工事は、石仲間でもあり、
気心も知れた方がやってくれるというので安心だ。
床には社長が採集したという大きな塊が2つ置いてあり、また新しいポイントを探したらしく、春の訪れ
が待ち遠しい。
静岡の石友・Kさんからメールがあった坑道は、私も行ったことがないので、暖かくなったら社長が案
内してくれることになった。
3.3 鉱物同志会 創立30周年
鉱物同志会は1986年に創立され、2016年で30周年になるようだ。私が加入したのは、持っている
会誌の一番古いのが1989年発行の第3号だから、平成元年(1989年)ごろ、山梨に転勤になる前後
だった。
会誌に印刷されている会のエンブレムを並べてみた。2代目の「英語のスペルがおかしいのでは?」
と、私のHPで”つぶやいた”ら、修正されて今の形になったようだ。
会社をはじめとする組織や人も30年が一区切りのようだ。人も一人前になって働けるのは30年くらい
のものだろう。30年のことを「ジェネレーション(Generation)」と呼ぶと聞いたのは学生のころだった。
日本の首都・東京に本拠地を置き、331名(2014年6月現在)という日本最大規模の会員数を擁する
「鉱物同志会( Friends of Mineral )」なのだから、それに相応しい運営・活動と発展を願っている。