産出する自然金の中には、”リボン(薄板)状”のものや”ピラミッド状”
そして、”糸状”のものがあります。
@板状のもの・・・・・・米国コロラド州産にみられる。
Aピラミッド状・・・・・自然金は等軸結晶系に属しており普通の形が
八面体(ピラミッドを底面で2つ合わせた形)で
産出する。
理想的なピラミッドはありえず、どちらかの軸方向に
引き伸ばされた形になって、”犬牙状”と呼んだ方が
相応しいものもあります。
B糸状・・・・・・・・・上位の概念では、”樹枝状”、”紐状”そして”糸状”と
なるのかも知れません。
秩父鉱山で有名な閃亜鉛鉱の上の自然金は、”紐状”とか
”糸状”と呼ばれています。
これらは、何れも自然金の結晶の平行連晶である。
3mmサイズの自然金は、”石英を噛む自然金”で、露頭ならではの産出状況です。