さようなら「凡地学」-Part2-

さようなら「凡地学」-Part2-

1.初めに

石友のYさんから、「凡地学」が閉店するようだとのメールを頂き、
間もなくして石友のMさんから、鉱物関係の書籍のオークションをやって
いると教えていただいた。
各県の鉱物誌などに入札し、落札した「日本鉱物誌(2)」ほかを受け取りに
3月22日に立ち寄り、閉店セールで国産の標本をまとめて購入した。
3月末で「凡地学」は80年にわたる歴史に幕を閉じ、後には「プラニー商会」が
入ると伺った。
(2002年3月情報)

2.凡地学

大塚駅北口で降り、癌研究所に向かって約300mほど行くと、左側にあった。

3.購入標本

80%オフの閉店セールを開催中だったので、これから入手できそうも無い国産の
標本を中心に纏めて、購入しました。
ただ、ロッカーの中の標本はすべて売り切れで、残り物から福を探しました。
(1)ベスブ石(伊達永井鉱山)
(2)金雲母(鳥取・倉吉)
(3)紅柱石・(サファイア?)(手代木鉱山)
(4)藍鉄鉱(足尾鉱山)
(5)鋼玉(広島県熊野鉱山)
(6)辰砂(旭鉱山)
(7)灰長石(フコッペ)
(8)菱沸石と緑簾石(下徳倉)
(9)紅柱石とモナズ石(天竜村向方)
(10)水晶(瀬戸市丸藤鉱山)
(11)水晶(宮崎県門川)
(12)若林鉱(ネバダ州)
(13)天青石(トルコ)
(14)方沸石(オーストリア)
(15)藍銅鉱(アリゾナ州)

4.購入書籍

「日本鉱物誌(2)」は何としても欲しかったので、強気に入札したところ
「日本のマンガン鉱床」「日本鉱床誌」とともに落札。
(「日本鉱床誌」は正式名が「日本鉱床総覧」とのことで、持っているため辞退)

5.おわりに 

(1)「日本鉱物誌(2)」が揃い、日本鉱物誌は(1)(2)(3)と
原著で揃えることができた。
でも、ボーナスの何割かが飛んでしまいました。
(2)私が書籍を沢山買ったので、凡地学の菊地さんが、木下亀城著「岩石鉱物辞典」を
記念に下さった。
座右の書にさせていただき、一生大事に使わせていただきます。
(3)菊地さんとやり取りしていると、私のHPを見てくれて、時々メールのやり取りを
しているTさんが「こんなところで・・・」と挨拶して下さった。
お互いに顔をあわせるのは初めてでした。狭い世界です。
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