さようなら「凡地学」

さようなら「凡地学」

1.初めに

石友のYさんから、「凡地学」が閉店するようだとのメールを頂き、
甲府の自宅に帰る途中に立ち寄り、Yさん家族とお会いした。
「凡地学」は、今の大塚に移る前の千駄木にあった時代から、標本、文献、
標本箱の購入や鉱物採集を始めて間もない頃、色々な産地情報を教えていただいたり、
大変お世話になった。
その標本屋さんがなくなるのは、誠に残念です。
閉店セールを開催中なので、国産の標本をまとめて購入した。
(2002年3月情報)

2.凡地学

大塚駅北口で降り、癌研究所に向かって約300mほど行くと、左側にある。
「凡地学」外観
お店のなかには、ショーケースやロッカーの中に即売鉱物標本が並んでおり、
目移りしてしまうほどです。
「凡地学」表示の前で”博士”を中心に、Yさんご家族の記念写真を撮った。
「凡地学」表示の前でYさんご家族

3.購入標本

閉店セールを開催中です。社長が、次々と在庫品を出してくれ、今まで産地に行っても、
採集でいなかった標本やこれから入手できそうも無い国産の標本を中心に纏めて、
購入しました。
(1)辰砂・自然水銀(イトムカ鉱山)
(2)日本式双晶(奈留島)
(3)紅柱石・サファイア(手代木鉱山)
(4)弗素燐灰石(今市猪倉)
(5)輝水鉛鉱(小馬木鉱山)
(6)鉄重石(板荷鉱山)
(7)自然銅(小来川鉱山)
(8)河辺石(畑賀水谷)
(9)灰重石(古池鉱山)
(10)輝安鉱(茂木鉱山)
(11)灰十字沸石(中里町大石沢)
(12)中性長石(中硫黄島)
(13)条痕板

4.おわりに 

(1)あとがどうなるのか判りませんが、国産鉱物がこれだけ揃った標本屋は、関東には
少なく、閉店してしまうのは、本当に残念です。
(2)完全な閉店まで、まだ間がありそうですので、もう一度行ってみる積りです。
inserted by FC2 system