内国通運会社の『運賃記』
( Revenues used in Japan Transportation Company )
内国通運会社の『運賃記』
( Revenues used in Japan Transportation Company )
1. はじめに
内国通運会社は、「丸通(まるつう)」や「日通(にっつう)」の略称で親しまれている日本通運株式会社の前身で、その創業は
郵便事業が発足した翌年の明治5年(1872年)と古く、しかも、政府の郵便事業に異を唱える飛脚問屋とそこで働く人たちを
救済するのを目的として『陸運元会社』の名で発足し、甲府出身の官僚・杉浦 譲(ゆずる)も関わっていた。
明治4年(1871年)の『郵便創業150周年』を1年後に控えた年の初めに、郵便創業前後における飛脚と郵便の関わり、そして
内国通運会社が発行した印紙『運賃記』の全貌を少しでも明らかにしておきたい、と思い筆を執った。
社章は 「丸通」
社章
社内運賃貸借決済用「運賃記』
100種(社内で1円として通用)
「運賃記」MHコレクション
( 2019年12月 作成 )